あらすじ
「五葉」の頭である弥一自身が幼い頃に拐かしにあい、その後、盗賊一味・白楽の一員となっていたことを知った政。そんな中、白楽の残党に追いつめられた弥一…それを救うため、初めて人を殺めた政。そして、町では「五葉」の噂が広まり始めていた。密告したのは誰か…疑心暗鬼に陥る五葉一味。一方、かつての兄貴分・仁から追われ、さらには与力である八木に素性を知られた弥一。逃げ場のない弥一の決断は?大切な居場所は、大切な仲間は失われてしまうのか…?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
政之助の強さに惚れるラスト。
自分の自尊心や見栄なんかかなぐり捨てて、大切なもののために頭を下げ、何かを差し出せることが出来る人こそが、強い人間なのだなと思いました。
登場人物みんなが優しく人情深い、優しい物語。
最高でした。
今回再読ですが、何度読んでもいいですね。
Posted by ブクログ
完結作。すごく良かった。
前半巻は物語の進みや展開が面白く、後半は五葉がどうなってしまうのか不安だったけれど、希望のある終わり方でとても安心し感動しました。
政の成長もよかったし、弥一と政の関係性も素敵でした。
Posted by ブクログ
感動のラスト。やっぱり物語はこうでなくっちゃという締めくくりです。これからも何度も読み返したくなるであろうと思えるのは、ラストがかっこいいからです。
本当にこの作者の絵は割とほのぼのしてるのに、こんなにシリアスに感じられるのが不思議です。五葉は永遠に。
仲間との絆
個性溢れる、五葉の仲間達の絆に感動!仕事の鮮やかさや江戸の情緒溢れる描写が堪りません😁
夏目先生の絵だからこその世界観も出ていて、アニメになってもずっとはまってみていました(^-^)v
この作品に出会えて良かった
掻き回すだけの様だったのに、いつの間にか政の大きさに皆んなが包み込まれていて、一冊読み進めるごとに涙が止まらなくなっていく展開でした。読めて幸せです。
Posted by ブクログ
ずっと終わらないでほしい。大阪に行ったあとのみんなの暮らしも見てみたい。ほんの少しでも。読み終わったあと、じんわりと染み入る作品。
マンガワンというアプリで、毎日9話ずつちびちび読みました。限定公開で、6/13まで全話読めます。ドラマも見たいなぁ。でも、この余白の美しさをドラマで表現できるのだろうか。
Posted by ブクログ
全8巻大人買い。全8巻一気読み(笑)。いい涙を流せました。
アニメから知った作品。
DVDに保存してあったアニメを久々に見て、うっかり原作を大人買い。買ってよかった。
アニメが原作の良さと雰囲気を壊さない形できっちり作られていたのもわかった。原作に忠実ではないけれど、きちんと人間関係がわかる形で編集されていたという感じ。
6巻あたりからは話がかなり重たくなってくるので、5巻ぐらいまではぐるぐると何度も読み返したら幸せでいられそうだ(6巻以降がいやだというわけではないので誤解なきよう)。
そして、この漫画を読んで思ったのは、最近私がはまる漫画は、絵がデザイン的になっている物ばかりだなぁと。話も良かったけれど、1コマ1コマの絵を見ているのがなんとも心地いい。読んでよし、眺めてよし、手元に置いておきたいと思えた作品でした。
Posted by ブクログ
お友達に貸していただき、読んだら続きが待ちきれなくて結局自分でも買ってそろえてしまいました。「オノナツメ?なんかどーせホモっぽいマンガでしょ?」とか思っててすみませんでしたぁぁぁぁぁ!
内容はもちろん、描かれる世界がほんとうに「江戸」っぽくて感動しました。(もちろん私もくわしいわけではないのですが、それでも、私程度の時代劇好きにすら、ちゃぶ台をひっくり返させるひどい江戸物が最近多くて)
最終巻、奉行所の与力を務めるキャラクターが出勤する時、ちゃーんと中間を連れているんですよ!そういう部分をちゃんと描いても、とってつけたような違和感がないということは、この世界観が作者の中でごく自然に馴染んでいるということですよね。すごいすごい。
食わず嫌いしていて恥ずかしかったです。
Posted by ブクログ
オノナツメさんにはまらせてくれたシリーズ。
独特の世界で、なのに何度読んでも飽きさせない。
その世界観は美しいわけでも汚いわけでもなく、ただ存在するだけ。
最終巻は、特にその思いが強かったです。
この巻だけは、わたしは主人公が政と弥一だけではないと思う。
もちろん、他の五葉の仲間もある意味では主人公なのだけど、彼らではなく、八木さまがこの巻の裏主人公だと感じた。
八木さまの決意。
それなくしては、この巻を語ることはできない。
何人もの野次馬や役人の後ろからそっと弥一を見送る八木さまに、涙が出た。
ただただ、頭の下がる思いだ。
弥一を五葉に戻してくれて、ありがとう、と。
Posted by ブクログ
優れた小説は行間からひしひしと伝わるものがある、と言いますが、それに似た独特の空気感を持った漫画。空気だけでなく、謎あり伏線ありどんでん返しありと展開もしっかり。魅力的なキャラクター造形もばっちり。誰が読んでもまず間違いがない。
覚悟完了後の政がかっこよすぎる。ラストは綺麗にまとまって大満足。
Posted by ブクログ
最後がどうなるか予想できなかったがすごく幸せな終わり方だったと思う
ヘタレな主人公の政がどんどん成長していってそれと対照的に
あまり感情を表に出さない弥一がどんどん余裕を失くしていく
のがすごく萌えました
仲間っていいなって久しぶりに感じた漫画でした
Posted by ブクログ
仁さんも八木さんもすごくいい人だ。気弱な政だって、結局ブレないとこがかっこいい。
「今のおめえにとっての弥一はこいつなのかと思った。」
・・・よかったねぇ弥一さん・・・
Posted by ブクログ
かなりよかったです。
家族って、後付けでもこんなにつながりが深くなるものなのか。
絶対に発売順に読んで下さい。
とりあえず最後の泣ける。待っていてくれる人が居るってものすごくいいな~
Posted by ブクログ
終わってしまうのは寂しいけれど、どんな物語にもラストは必要。期待以上のきれいな終わり方でした。政は本当にかっこよくなったと思う。けど、最初から本質は変わってなかったんだよね。
読みながらいつの間にか泣いてて、自分でもびっくりしたり。こんなにも感情が揺さぶられる作品に出会えてよかった。
Posted by ブクログ
最終刊とは知らず読んだので、『終』の文字に驚きました。ご都合主義ではなく、各々がきちんとけじめをつけ、向き合った結果の未来。ああ、そうか、とすとんと胸に落ちるような読後感でした。すごく、良かった。
Posted by ブクログ
ついに完結ですね~。
オノ・ナツメって「リストランテ・パラディーゾ」「LA QUINTA CAMERA ~5番目の部屋~」といったちょっとほっとする感じの作品が印象的で好きなんですが、「さらい屋」はそういう雰囲気をかもしつつ、シリアスな作品ですね。
最初のほうはどちらかというというと政の物語なのかなーと思ってたんですが、だんだんと弥一の苦悩にシフトしていきましたね。それを取り囲む人たちの物語でもあるんですが、さらりとそこも描かれていて、本当にストーリーテラーとしての力を感じますね。
そこは政が、同心の八木に真剣な勝負を挑んで、はじめて人と政自身が気持ちの上でこれ以上ないというところまで真剣に向き合って戦おうとする。
そして自分の強さを魅せつけた後、剣を捨てるという選択肢を選ぶ。
弥一との再会のときの弥一が
「…おめえ、刀はどうした?」というところまでの一連の流れは無駄な部分がまったくなく、男同士のなんともいえない絆をみせられましたね。
五葉という場所をそれぞれが大事にしているというラストがなんとも味わいがあってよかったです。
モーニングツーで連載されている「つらつらわらじ ~備前熊田家参勤絵巻~」のコミックも出てるらしいので買わなきゃ。
Posted by ブクログ
イタリアおじさん物しか知らなかったので江戸物とは驚いた。
ちゃんとしっかりした世界を構築しているのがさすがだ。
ハッピーエンドで本当に良かった。
Posted by ブクログ
物語の完結。話の流れとしては良くまとまってて、取ってつけたように終わりました、みたいな感じではなかった。繰り返し読み通すかと言われると、一度きりで十分です、くらいの感想でした。
Posted by ブクログ
きれいにまとめて終わりましたね。
良い終わり方だったと思います。
大岡裁き的な面もありつつ、最後にイチがまた一人にならなくてよかった。
一番の大物(肝が座った人物)は政だったという、ね。
Posted by ブクログ
1巻を読んだ時には好きになれそうにないと感じた政がここまで頼れる男になるとは…。八木との対話によって弥一の“誠之進”としての表情がぼろぼろと溢れてくる様が見事。凝り固まっていたものがゆっくりと時間をかけて融けていく様子を描いた素敵な漫画でした。
Posted by ブクログ
最終巻の政は今までと全く別人に見えるくらい格好いい。途中までもっと哀しいラストになるんじゃないかと思いつつ読んでたけど、とてもいい幕引きでした。