【感想・ネタバレ】生きる言葉(新潮新書)のレビュー

あらすじ

スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か――恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【メモ】
・この人の(失礼かもしれないが親しみを込めて)書く文章がすきだな
・若くみずみずしい感性と、決して軽くはない言葉のタッチ
・「乱れ髪 チョコレート語訳」を知った時はなんと感覚先行の方かと思ったが、説明書きは非常にロジカルでわかりやすく、知性をふんだんに感じる(知性、だいすきです!!)
・大好きなフルーツフレーバーティーの、色んな味を少しずつ飲んでいるような気分
・一方で、戦争や身近な歌人・詩人の死など、「亡くなること」を見つめるような文も多くあった。特に谷川俊太郎氏のエピソードについては、自分も氏のイベントでお会いしたことがあり、他人事とは思えない距離感で拝読した。
・総じて、「言葉のあらゆる可能性を楽しむ・信じる」という論調だが、結末が「言葉を疑う」谷川俊太郎氏のエピソードなのが、本全体のコントラストや輪郭をしっかり引き締めていてハッとさせられた。
・言語学で学ぶことを子育て(特に子どもが言葉を覚えていく過程)でなぞり直す、大学の言語学の講義で講師にラッパーを招く、歌舞伎町のホストとの歌会を開く、そんな世界も面白いなと思った。「ホスト万葉集」、読みたいです。

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2026年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

俵万智さんの本を初めて読みました。
エッセイ集と書かれていたので、どの視点から書かれたものか気になりました。
印象に残ったのは、沖縄生活で子供を通して見る人との関わり方でした。SNSが発達して、同世代の好きな人とだけ関係を持つように切り分けるのがより簡単になった中で、上下関係を感じたり、人に何かを教えること、声かけをすることが自然と発生する環境があるのはいいなぁと思いました。
本書の内容とは関係ありませんが、エッセイ本を読むと人の生活や人生が気になるとともに、自分の人生を振り返ったり比較して色んな感情を持ってしまうなというのも感じました。普段は漫画を読むことが多いので、文字だけだと自分の解釈と想像が入ってしまうので言葉とは難しいなと改めて考えました。

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2026年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・動画と読み聞かせの違いは、生身かどうか受け身かどうか
⇒読み聞かせは、生きた言葉によるオーダーメイドの読書
例)子どもが戸惑った顔をしたら意味が分からないと察してゆっくり読んだり少しかみ砕いた表現にしたりすることができる。
・はにかみと思いやりのずらし話法
例)「愛の不時着」のリジョンヒョク
・プロフェッショナルとは
むっちゃ夢中とことん得意どこまでも努力できればプロフェッショナル
⇒誰にだって向き不向きがあって努力がたし算にしかならないことがある。
⇒プロになれる人は、努力が掛け算になる人。
・使えば使うほど増えていくものは? A.言葉
・句またがり韻踏み
・言葉の輪郭を曖昧にする「も」
⇒短歌の「も」は、「が・は・の・を」の助詞に置き換えてみる
・賢い人とは?
A.笑顔であること。幸せであること。正直であること。誇りをもつこと。ー米国在住自閉症の男性・久保渡さん

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2026年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「大好きな日本語と息子」の話だったようにも思う、とのことだが、まず浮かんだ感想としては、俵万智さんはすごく行動力のある人なんだろうなあということ。
そのバイタリティを見習いたい!
クソリプに学ぶ、の所は読んでニヤニヤしてしまいつつ、鋭さと解像度の高さにさすがだなと思った。
AIについて書かれている部分には驚いた。"敵視しているわけでも、張り合おうと思っているわけでもない。本質的な違いを認識したうえで、面白い相棒として付き合っていけたら、というスタンス"とのこと。創作する立場の人は、AI嫌なんだろうなと思っていた。"どことなく人間をマシンとして見ているから、『AIに侵食される』みたいな論が出てくるのかなと思います」(これは言語学者の方の言葉として紹介されている)。なるほど〜。生産・結果の優劣に焦点が当たると、そういう論になるのか。"人間にとって作品はあくまで副産物であり、心を掘り当てることが創作の醍醐味"とのこと。

短歌には国語の授業以来、ちゃんと触れていない。現代の短歌に興味が出てきた。

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2026年09月25日

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