あらすじ
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『嫌われる勇気』古賀史健がはじめて13歳に向けて書き下ろしたベストセラー『さみしい夜にはペンを持て』の第二弾。
今作のテーマは「読む」こと。
こんな方におすすめ
□ふだんあまり本を読まない
□おとなと子どもの間で、自分が定まらない
□本を読みたいけど、うまく集中できない
□学びたいけど、何から学べばいいかわからない
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
読書の良さや意味について書いてる本。
本が好きなので分かるわ〜って思うし、何となく本って良いよなって思ってた部分をしっかり言語化してくれていて、新たに本の良さに気づけた。どんどん読みたくなっていく。
【好きな文章】
・自分のために書かれたとしか思えない本に出会う。『この気持ちがわかるのは自分だけだ!』って感激するような本に。その快感、私も好き!!
・本を読むことは自分を読むこと。
心も、自分ひとりではどんな姿をしているのか分からない。良い本には必ず自分が映し出される。そして、本に書かれた言葉を頼りにアタシたちは自分を知っていく。
・本屋さんに行って、自分が読む本を、自分1人で選ぶ。この時ようやくアタシたちは『誰に学ぶのか』を選んで、『何を学ぶのか』を選ぶことになる。
・『自分だけの一冊』を選ぶ。それは、本を選んだんじゃない。自分の進む道を、選んだんだ。自分はこっちを信じる。自分はこっちに一歩踏み出すんだ、ってね。本を選ぶことは、自分を選ぶこと。
・アタシたちは、ひとつの自分で生きてるわけじゃない。たくさんの自分を抱えて生きている。
・アタシたちの本棚も同じだ。一冊一冊はなんの繋がりもない本なのに、それを本棚全体として眺めてみると、自画像が浮かんでくるんだよ。
どれも欠かす事ができない『自分』だ。そして、バラバラだったはずの本が集まっていつしか、ぼんやりとした自画像が出来上がっていくのさ。
・今日選んだ本がイマイチだったとしても、何も気にしなくていい。読んで損したとか、自分の時間が無駄だったとか、思わなくて良い。それはアンタの自画像に深みや彩りを与えてくれる、大切な背景になるんだからね。
Posted by ブクログ
『さみしい夜にはペンを持て』の続編かな。
タコジローが、なぜ勉強をしないといけないのか、しかも直接役に立たなそうな勉強をという疑問をもち、その答えを転校生のイシダイくん、図書委員のサワラモトさん、占い師のヒトデさんと一緒に読書を通して探していくストーリー。
もう既に読書好きな人には響く言葉は少ないかもしれませんが、読書を難しく考えている学生さんたちには本好きになるキッカケになるかもしれません。
「学びってのは、学ぶ側が『選ぶもの』なんだよ。」
Posted by ブクログ
前回のペンを持てがすごく好きだったので続刊も読んでみた。
前回の日記に関しては、関心はあったけどやったことがなかったが、元々本が好きなのもあって目新しさと学びより、納得することは多かった。
なぜ勉強をするのか。
やったこと、やり遂げたことが糧になる、自分を耕すというのが素敵な表現だと思う。
私自身も学生当時は深く考えなかったが、やり遂げだことが自信になっているし、勉強の向き合い方から学んだことも多いので納得した。
本の選び方、素晴らしさに関してもわかるわかると頷く場面が多かった。
沢山本を読めば読むほど素敵な本、自分に刺さる本に出会えることは稀だけれど、そういった本に出会えた時の感覚や感情は忘がたい。
改めて本を読む楽しさを思い出させて貰った。