あらすじ
ブルーサウンドの厨房ヘルプ・山下昭伸は、仲裁に入ったはずみで誤って水をかけられてしまった相手・奥菜一葡に、いきなり告白されてしまう。自分が何事にも『温度』が低いという自覚があり、恋愛にも興味のない山下はやんわり拒絶するが、それでもめげずに一葡は頻繁に店を訪れるようになる。だがそんな最中、新店の店長に抜擢されたものの、不注意で左手を骨折してしまった山下に、一葡はプロ並みのマッサージと身の回りの世話を申し出て──!?
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微腹黒系?
崎谷作品でも糖度高めの終始キラキラしたストーリーを想像していたの手を出しあぐねていたのですが、良い意味で裏切られました。
あ、ラストはもちろん崎谷ロマンスで甘ので、安心して読めます。
微腹グロで微S気ありな好青年×馬鹿ではない健気可愛い子な印象でした。
ヘテロを健気に追いかけて落とす受け、を攻め視点で書いています。
シリーズ番外編では受け視点があったはず。
やっぱり崎谷作品好きですね~
いいわー!
いやぁ…いいです!実はシリーズの中でこれだけ、飛ばしていたんですが、このカップルも素敵だった。
生き方について、考えさせられる事もあって、ただのBLではない感じです。
山下君が、絆されていく感じを読者も追体験できます。
このカップルで長編の続編読みたいな。
最初の淡々とした描写も、後半の激甘へのスパイスで、すごい作家さんだと思います。
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ブルーサウンドシリーズで初めて泣いてしまった一番好きな作品です。
上手に言い表せなくて申し訳ないのですが、
とにかく一葡が可愛くて健気で一生懸命で、切なくて、その真っ直ぐな気持ちに山下さんが惹かれていくという描写がとても丁寧で、同性愛者の難しい心情が沢山詰まっていた作品でした。
でもドラマCDが無いのは本当に残念です。
山下さんは確か前作のCDで安元洋貴さんの声で登場していたと思うのですが…。
妄想でせき止めておくのは惜しいなぁ。もしCD化するのなら、一葡役はぜひ阿部敦さんにお願いしたいと妄想できるくらい、この作品が大好きで、お勧めです。
Posted by ブクログ
ブルサウシリーズ4作目
私個人としてこのシリーズで5作目の『しじまの夜に浮かぶ月』と甲乙つけがたいほど好きな作品。
一葡ちゃんは健気で、一途で、賢くて、頑張り屋さんでとても好きです。
苦労ばかりしているので幸せに慣れて、山下に甘えられるようになればいいな…と思います。
さて、攻めの山下ですがwまぁなんと酷い攻めwww自分の感情に気が付かない最低のにぶちんですねwww
まぁ自分の気持ちに気が付いてからは、もう迷いなく一葡ちゃんに向かってくれるいい男だったのですがwww
一葡ちゃんが幸せならいいんですけどね…
この作品と次の作品が一番好きなのにここからドラマCD化してないんですよね…残念過ぎます…どうにか続いてほしかったですね
Posted by ブクログ
ブルーサウンド第四弾 山下×一葡
一葡、健気。
四編通して湘南の空気が感じられて、行ってみたくなってしまった。ブルーサウンドもいいよね。ほんとうにあったら、テラスで楽しむマダムみたいに、常連さんになったりしてたらお洒落だよね。
危うく、ざ、挫折?!
ブルサン第4作目にして途中放棄?!しそーなくらい中盤まで色恋沙汰に結びつきそうな事がなく日常的な記録のよーな淡白さ。山下の家庭環境や仕事の描写が多くその山下の主要キャラっぽい個性のなささといい一葡の薄さといい、イマイチ入り込めないな〜とボヤキそうでした(焦らされすぎ〜につき★マイナス1す)。が、中盤入って一葡が報われないの覚悟で「一回だけ」と切り出してからの展開が「坂を転がり落ちる石」状態でいきなり面白くなったんですよ。事なかれ主義で何事にも冷め気味な山下の「自分でも知らなかった本当の自分」が一葡と深く関わるようになって出てくるんですが、案外熱血タイプだったり言葉攻めや噛み癖などの性癖を冷静に自己発見しちゃったりする件に笑いました。一葡はもおトコトン健気〜、あんまりな恋愛しかしてきていないことや家族と疎遠そうな翳に胸がギュっとしますがやっと好きになった人に愛情で包んでもらえて甘やかしてもらえて、うんうん良かったねぇ安心したわ〜とすっかり母親の気分です(笑)山下も鈍いを通り越して恋心に無関心だったのに一葡への気持ちに気づいてからの豹変っぷりがオカシイ、アンタどんだけグズグズよ?って具合の甘やかしっぷりに高感度一気にアップです。いい意味で読み始めの印象をザックリ裏切られました〜。はるひマジック再びです(笑)
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ブルーサウンドの厨房ヘルプ。
何事にも熱くなれない覚めた男が、
おせおせのかわいこちゃんにおされて
徐々に恋心に変わっていく様子がリアリティ。
冷たいほどクールな彼の後半の甘甘ベタベタっぷりもツボ
キュン2 P3 ストーリー4
Posted by ブクログ
『ブルーサウンド』というカフェレストランを舞台にしたシリーズの第4弾!
今回は、『ブルーサウンド』で厨房ピンチヒッターの山下が主人公です。
BL界では少ない、攻め視点でのお話です。
山下は、誤って水をぶちまけられた相手から「好きです」と告白され、断っても邪険に接しても決してめげずに店に通ってくる一葡にうんざりしていました。
だけど、ちょっとしたミスで左手を痛めた山下を、一葡は甲斐甲斐しく世話をし、山下の気持ちが変化していきます。
逃げる山下を一葡が追っていたのに、山下が自分の気持ちに気がつくころには立場が逆転してて、逃げる一葡を捕まえようと必死になります。
くっつくまでは不器用な二人ですが、くっついてしまえば砂をはくように甘いカップルです。
個人的には、好きってどこから来るんだろうねっと寂しげに呟くまゆきが印象的でした。
なりふり構わず好きを必死にアピールするって、子供の特権ですよねぇ。
でも、今まで親からさえも愛情を注いでもらえなかった一葡に、ちゃんと将来まで考えて相手を大事にするような相手が現れてよかった。ハッピーエンドで嬉しいです。
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ブルーサウンドシリーズ第4弾。
ブルーサウンド臨時厨房×お客さん。
頭良いのにおバカなふりをする、一途な一葡が可愛い♪
でも、途中まではのらりくらりな感じがちょっと苛々しちゃった。
最後は激甘だけど。
Posted by ブクログ
ブルーサウンドシリーズ第4弾。
第2弾の攻め・大智の後輩で、ブルーサウンド系列の新店舗の
チーフ・山下と、彼に助けられて一目ぼれ&猛烈アタック(ストーカー?)
をかける受け・一葡のお話。
興味がない、そういう意味で好きにはなれない、お客さんでしかないと
時間があれば来店する瀬里は、山下に相手にされないんだけれど
「勝手に好きだから」と。困るけど嫌いにはなれない一葡に
山下がどう落とされちゃうのかが見物かと。
一葡、可愛いんですよ。健気だけどいつもニコニコがんばってて。
山下も良いヤツなんですけどね。
第5弾の受け(ずっと山下に片思いしていた同級生)が好きなワタクシ
山下にもうひとつ思い入れができなくなっちゃいました(苦笑。
勝手にイチャイチャしてろよー、この“実はエロイ”めー。
Posted by ブクログ
いいねぇ。山下君のキャラ大好き! でもなんだろ?なんか甘くないんだよねぇ。そして切なくもない。 一葡も可愛いんだけれど、なんで山下の事が好きになったんでしょうねぇ。 中身を良く知りもしないで好き好き攻撃ってのもちょっとあれですけれど、後半は結構好きです。
Posted by ブクログ
ブルーサウンドシリーズ第三弾
ブルーサウンドでピンチヒッターのコックをしている山下は店内で痴話喧嘩をしている客からたまたま水を掛けられてしまう。タイミングが悪かったとはいえ恐縮する一葡を無難にやりすごしたものの、後日告白されて…。
攻めが恋愛体質でないので物語も緩く進んでいくというか。
受けが攻めに何を言われてもめげずに食らいついていくというか。これって一歩間違えたらキモくてウザいだけなんだけど。
マッサージや家の中の整理とかにお礼で一度だけでいいから抱いてって。大胆過ぎるよ<一葡。
攻めが自分の気持ちを自覚してなだれ込んだHは際どい。攻めの自覚後Hがしつこくエロくなるのは崎谷先生らしい(笑)
ま、好きですけど(笑)
おおや和美先生のイラストが綺麗でこちらも好き。
Posted by ブクログ
「ブルーサウンド」の非常勤コック、山下はある日、店で男性同士の痴話げんかに巻きこまれ、水をかけられてしまう。片割れだった男はさっさと逃げてしまい、残されたのは真っ青になったまま泣いている一葡。幼いころから実家のレストランで鍛えられた接客のプロとしての意識から、そつなく振る舞う山下だったが、再会した山下に一葡は「やさしいあなたのことが好きになりました」と告げる。やさしく見えるのは仕事に慣れているからだけなのにと山下はただ困惑するばかり。苛立ち、なぜか一葡にだけはうまく接することができないでいるうちに、ブルーサウンドの支店店長を任命された山下は、不注意から大事な手を骨折してしまい――。