あらすじ
警報級大型新人到来! 元ヤングケアラーの現役大学院生。満身創痍のデビュー作。無料お試し版。
主人公の沙智は、難病の母を介護しながら高校に通う17歳。母の排泄介助をしていると言ったら、担任の先生におおげさなくらい同情された。「わたしは不幸自慢スカウターでいえば結構戦闘力高めなんだと思う」。誰かの力を借りないと笑うこともできない彼女を生かしたのは、くだらない偶然。しかしそれは、かけがえのない奇跡だった――。
介護に沈んだ少女が、親から自分自身を取り戻していく物語。表題作の「救われてんじゃねえよ」全篇を無料で公開。
感情タグBEST3
いやーこれはしんどいね
図書館ではティーンズに分類されてたけど大人が読んでもしんどい
ヤングケアラー問題というだけではすまない問題を抱えた少女が子供は親のものじゃないと気づくまでの物語だけれどとにかく壮絶
親だからとがんじがらめになっていく姿にやはり手を差し伸べられる大人がいるべきとは思う
「逃げない」に
流れもいいし、小道具もうまく使っている。
教養のない中、精一杯意識に入れられたものを
うまくいいところで使って書いていると思うよ。
この子、教養がという前に人としてすべきだけれども、
しなければだとはいえ、することから逃げないでいる。
3人が3人、その周りの人も、
悟空も何のヒーローいないしマイナス環境だと思うよ。
その中で本来的なことしてる、先が見えないけれども。
3人ってほんっと核家族、狭い家にひしめいている。
まだ真に大人らしくない、指導者なんてどこにも。
だから、「逃げない」に「老成」加わったらと思うよ。
そしたら、違った眺めが見えるだろうけれども。
とにかく生きることを経た数年後に期待したい。
そういう自分も数年後、自己点検したい。