【感想・ネタバレ】9・11倶楽部のレビュー

あらすじ

地下鉄サリン事件で妻子を失った救急救命士の織田は、ある日路上で倒れていた少女・笑加(えみか)を助ける。彼女と暮らしていたのは、リーダー格の明をはじめ年齢がバラバラな少年たち。実は彼らは、都知事による新宿浄化作戦で両親を中国に強制送還された、戸籍のない子供たちだった。事情を知った織田は、力になろうと無謀な行動を起こし始める。理不尽な現実と社会に復讐するためにはじめた“危険な遊び”は、やがて──。狂気に駆られていく男を圧倒的な筆致で描く傑作長篇!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

良かった。

馳小説に初めての善人が主人公。

どうせバッドエンドなのはわかっているけど、応援したくなる内容。当然、オチの虚無感はいつも通りでしたが。

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2011年11月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分から飛び込んだ結果に苦しむのは、仕方がない。だって、それを承知で飛び込んだんだもん。「こんなはずではなかった」なんて馬鹿なことを言う人は、ちゃんと考えてないから。でも、政策による都合で結果で苦しむ人、特にまだ何の力もない子供が害を受けるのは納得がいかない。どうすれば救えるのか、考えてしまう。でも「救ってあげる」と思うのは、エゴなのかな。そんなことを考えた一冊でした。

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2011年07月22日

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