あらすじ
第十五王女・ブランシュは姉たちと比べて秀でたところがなく、両親から期待されずに育ってきた。ある日突然、王家と深い因縁のある最強軍人公爵・ラウルの元へ国の平和のため嫁ぐよう両親から命じられる。売れ残っていたブランシュは、やむを得ず嫁ぐと「自分たちを苦しめた王家の、温室育ちの王女」というレッテルを貼られているよう。公爵家の人々には嫌われ、さらにラウルには相思相愛と噂の幼なじみがいて…!?
――私は邪魔者のようなので、こっそりと自由を大満喫します! 婚約者から放置されていることをいいことに、昔から作家としてヒット作を出すのが夢だったブランシュは執筆活動に専念するつもりだったが…。
「自分の妻の無防備な姿を、誰にも見られたくない」
私に興味のないはずのクールな旦那様の様子がいつもと違うようで…!? 勘違いからはじまる、最高の政略結婚ファンタジー♡
感情タグBEST3
小説 売れると良いね!!
いっぱい努力して才能もあるのに、王宮でも嫁いた先でも冷遇されて本当に腹立たしかった。もっと評価されて良いのに。でもずっと冷遇されて生きて来たので、気にしないし、多少の事ではへこたれない。力強く生きる姿に応援したくなる!
売れ残りではないような
仕方ないこととはいえ、お互い狭い世界で生きてきた2人。処罰したら冤罪だったなんて、勝手に結婚させられる2人には気まずさしかないよね。歩み寄ろうとしても、いろいろな思惑や勘違いですれ違う。でも、最後はハッピーで良かった。小説も売れたようだし?
匿名
芸は身を助くかな
お話としては、王道パターンですね。これから、お邪魔虫シャルロッテに結婚相手を見つけて、主人を間違えている侍女をつけて放り出してやりましょう。王家が決めた縁なら断れませんから、二度と会わないように、遠くに嫁がせましょう。それくらいのことはしでかしていますが、一応はラウルの幼馴染ですし、苦しい時に手を貸してくれた人だから。
好きな話し
ヒーローとヒロイン気遣い過ぎや遠慮からすれ違いで、なかなかじれじれです。でも、2人ともステキな人柄なので。惹かれ合い、最後にはハッピーエンドになってくれて、本当によかったです。ストーリーも読みやすく、楽しめて読めました。
ヒロインが健気で可愛い
王道ものだと思います。
領民、侍女、近くの領地の娘に嫌味を言われ、夫はそれを知らないまま、注意すらされないのがスルーなのがモヤモヤする人はするかも。単純にただ不敬だと思うので、その点だけが少し気になりました。
ヒロインは王家でも嫁ぎ先でも冷遇気味の状況でも健気で一生懸命で、自分らしさで信頼を勝ち取って行くので好感触。
あと実際かなり優秀なのではないかと。王女であることなんかより本人の資質がローデンブルグ公爵夫人にぴったりなのが読んでいて爽快でした。
ヒーローは運悪く誤解してしまうけど、積極的に冷遇するわけもないので、ベタ惚れになって行く過程は楽しかった。
結局のところ、相手が友情だったかどうかの違いなんだなと思いました。
ブランジュの良いところを、王家にもちょっと認めさせたいみたいな気持ちもあるし二人の幸せそうなところが見たいと言うのもあるので続刊するなら是非読みたいです!