【感想・ネタバレ】企業参謀ノート[入門編] 超訳・速習・図解のレビュー

あらすじ

大前研一のデビュー作にして不朽の名著、『企業参謀』が再編集でやさしくわかる!
世界中のビジネススクールでロジカルシンキングの教科書として使われる『企業参謀』。大前研一氏の処女作にして代表作は文庫化もされ、累計50万人の読者に影響を与え続けている。
『企業参謀』とは、マッキンゼーのコンサルタントとして歩みだしたばかりの大前研一が、書き溜めた私的メモをまとめたもの。「経営とは何か」、30歳の青年が仕事を通じて学んだビジネスの本質は、当時の日本の名だたる経営者たちを驚かせた。以来35年以上にわたりビジネスマンに読み継がれ、企業の新人研修にも使われるこの本には「もっと早くに読んでおきたかった!」との声が多く寄せられる。
『企業参謀』のエッセンスを、図解を織り交ぜて再編集した『企業参謀ノート[入門編]』を読めば、問題解決のための戦略的思考がやさしく理解できる。大前研一の世界に初めて足を踏み入れる若手ビジネスマンにもぴったりの1冊である。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

(カンニングは正義とは?)……参謀というのは、将軍(社長)に対するアドバイザーだ。とにかく汗をかいて資料を集め、必死で分析し、わかりやすい形で伝える。正解に達することこそ参謀の正義である。
(どうしたら、日本人気質を脱出できる?)……問題を解決することこそが「ビジネス」の要諦であるはずなのに、それ以前の段階でも日本人はもたついてしまう。問題の存在に気づかない、あるいは気づかないフリをして見逃してしまう。「設問する力」がなければ問題解決できない。「残業を減らすにはどうしたらよいか?」→昼休みを短縮する……× →「当社は社員一人ひとりに与えられる仕事量に対して、充分な対応できているのか?」
(問題の本質をわからない人とはどういう人か?)……何の分析もせずに何百もの意見をすり合わせたところで、正しい答えなど導き出せない。売り上げが伸びない→宣伝を増やす、下取りセール、営業マンに歩合を与える、社員や家族に割引販売してはどうか……× →「なぜ売り上げが下がっているか」を分析。
(参謀となるには「完全主義」を捨てた完全主義者を目指しなさい! とは?)……完璧を追い求めると、人は絶好のタイミングを逃し、決断を下す勇気を削ぐことが大だからだ。「一度決定した戦略に対しては、完璧に遂行せよ!」参謀は自己の役職、業種、業務における成功のカギが何であるか見極め、徹底的に挑まなければならない。そして、必ず勝利を収めねばならない。

0
2014年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

○元マッキンゼー日本法人支社長で、経営コンサルタントの大前研一氏の著作。
○企業の戦略的経営について、「企業参謀」となるためのベースと思考法を分かりやすく解説。
○大前氏の考え方の入門編となるものであり、平易な言葉や具体例を多用しているため、大変読みやすい。
○経営についての分析法や決断のあり方のみならず、そもそもの基本となるものの考え方についてのアドバイスがあふれており、自分の仕事においても、いったん立ち止まって見直してみたいと感じた。
○特に、“KFS=key Factor for Success”の具体例については、産業別・上流下流別に詳細に書かれていて分かりやすい。自社においても意識してみたい。
○問題の本質の見抜き方、問題点から解決策までの導き方といった、当たり前のことを整理する思考法は、ぜひ身につけたいと思う。

0
2013年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

KFS=key factor for success
成功のカギへの徹底的な追求が結果を出す参謀になるための必要条件である。

0
2023年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

入門編のため当然だが戦略的な考え方の浅い部分や、そもそもの思考方法について書かれていた。
戦略系の書籍のとっかかりとして読むには良い書籍だと思う。

0
2014年05月14日

「ビジネス・経済」ランキング