【感想・ネタバレ】アジャイルデータモデリング 組織にデータ分析を広めるためのテーブル設計ガイドのレビュー

あらすじ

★データ基盤やデータエンジニアリングにかかわるすべての人必携の一冊!★

・ディメンショナルモデリングのアジャイルなアプローチを解説した、隠れた名著“Agile Data Warehouse Design“の邦訳がついに登場!

・邦訳書を出版するにあたって、12件の国内事例を寄稿いただき、特別掲載!
ランサーズ株式会社/エイベックス株式会社/株式会社クラシコム/
株式会社商船三井/株式会社ビズリーチ/NE株式会社/学校法人 北陸大学/
国立大学法人 東京大学/株式会社リクルート/福岡地所株式会社/
住友化学株式会社/株式会社風音屋

【原書情報】
Agile Data Warehouse Design: Collaborative Dimensional Modeling, from Whiteboard to Star Schema
by Lawrence Corr with Jim Stagnitto
DecisionOne Press

【本書では、以下のトピックを学ぶことができます】
・ビジネスイベント分析とモデリングを使用したアジャイルなディメンショナルモデリング
・モデルストーミング:より速く、より包括的で、より生産的な、そしてより楽しいデータモデリング!
・7W(Who、What、When、Where、How Many、Why、How)を使ったディメンショナルなデータストーリー
・データストーリーを使う、具体例を用いたモデリング
・ビジュアルモデリング:タイムライン、チャート、表を作成し、複雑なプロセス測定をシンプルにモデル化
・アジャイルな設計文書:BEAM独自の省略記法を使ったスタースキーマの強化

【主な内容】
第1部 モデルストーミング
第1章 データウェアハウスのモデリング方法
第2章 ビジネスイベントのモデリング
第3章 ビジネスディメンションのモデリング
第4章 ビジネスプロセスのモデリング
第5章 スタースキーマのモデリング

第2部 ディメンショナルデザインパターン
第6章 誰が(Who)、何を(What):人と組織、製品とサービスのディメンションのためのデザインパターン
第7章 いつ(When)、どこで(Where):時間と場所のディメンションのためのデザインパターン
第8章 どれくらい(How Many):高性能なファクトテーブルと柔軟な指標のためのデザインパターン
第9章 なぜ(Why)、どのように(How):原因と結果のディメンションのためのデザインパターン

事例集 日本語版によせて

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Posted by ブクログ

企業のデータ分析ってどうやっているんだろう。というのが気になってふと読んでみた。

最初は、なるほど
- ファクトテーブルとディメンションテーブルに分ける
- 実際の企業のイベントを洗い出してファクト(イベント)7W
(Who, What, When, Where, HoW many, Why, How)
でモデリングするのが基本
- スタースキーマが基本(スノーフレークはアンチパターンのことが多い)
- 企業やステークホルダーによってアジャイルに使いわける必要がある(コラボレーション)

ということが理解できてふむふむと思っていた。

ただその後がすごかった。
巻末に付録として「実例集」が載っているのだ!!
企業での実際のデータ活用を試行錯誤が具体的に載っている。この章を読んで一気に具体的な活用方法がわかり目からボロボロ鱗が落ちた。この実例集があってこそこの本の完成度は一気に上がっていると思う。

追加していただいた風音屋さん(ゆずたそさん)に感謝がつきない。

素敵な本をありがとうございました!!

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2025年06月16日

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