あらすじ
疲れるのは健全である徴。病気になるのは生きている証。サクセスモデルへの幻想を棄てて、「1ランク下の自分」を目指しませんか? ささやかなことで「幸せ」になれるのは1つの能力です。まずは身体の内側から発信される信号を聴き取ること。真の利己主義を目指すこと。礼儀作法と型で身を守ること。家族の愛情至上主義をやめること──。今最も信頼できる哲学者が、日本人の身体文化の原点に立ち帰って提案する、最強の幸福論。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
人や、社会のあり方について、内田樹さんらしい論理的かつ、切れ味の鋭い話に引き込まれます。切れ味が鋭い分、正確性に欠ける部分もあるかもしれませんが。
共感した箇所
・引越しをよくするのは、いつでもすぐ次の場所へいける状態に自分を置いておきたいから
・マジョリティとともにあることは決して安全を意味しないということ
・「温かい家庭を構成できる人間」とは「一人でいることに耐えられる人間」のこと
・人類学的システムを覆すほどの力を持つイデオロギー ― 資本主義