あらすじ
「言語学」×「心理学」×「脳科学」でコミュニケーションを学ぶ!
タメ口で、好感度が爆上がりする方法がある
大切な人たちとの距離感を「ことばのチカラ」で縮める!
タメ口や敬語を駆使して、人との距離感をことばで調整をする方法があります。
本書では、職場ではさまざまな立場(年下上司や年上部下など)に合わせたコミュニケーションや、知り合いや恋愛関係の人に使えるタメ口や心理的テクニックが学べます。
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Posted by ブクログ
タメ口を使いこなすことで、コミュニケーションがもっと気楽にもっと自由になります。距離感を縮める魔法の言葉をタメ口です。上手に使いこなせば会話に彩りを与え、相手との距離感を調節する武器にもなる魔法の言葉となります。
そもそもなぜ私たちは敬語を使うのか?
敬語を使って得られる3つの評価として、社会的階層の表現上対象であることを示すために用います。そして、コミュニケーションの円滑化として、相手に対して配慮していることの表れなので、好意的な行動と捉えられます。また、教養があることの証明ともなり、社会的なマナーや礼儀として重要視されます。
しかしアメリカ人は少し違うようです。なぜ米国人はフレンドリーに接してくるのか、それは相手にフレンドリーに接することこそが、相手への配慮となる文化だそうです。
そして、なぜ大人になると、口が使いづらくなるものが、日本の文化的価値観がタメ口を抑制してきました。タメ口は未熟な印象を与えてしまいがちです。
日本テレビの協力で行った実験で、どの話し方に1番親しみを持ったかと言うと、ほぼ6割の人たちが部分的な敬語に好印象を持ったと言うところです。タメ口は言葉の縄張りに踏み込む性質を持ちます。感情をタメ口で伝えると好感度が上がりやすくなります。タメ口は自分のその言葉、いわゆるすっぴんのようなものです。
要はぽろっと本音がこぼれてしまったといった自分の感情と自然感を演出することが大切で、相手にも失礼を感じさせません。相手が聞いて喜ぶような肯定的な発言に切るのも、タメ口を有効的に活用することではあります。
タメ口を使うことに勇気が持てた
無意識のうちに選んだことばは相手との距離感や信頼感に大きな影響を与えている。
様々な人間関係の中で、上司や年上の人、初対面の人など、通常敬語を使うべき相手と距離を縮めようと思ったら、敬語を使いつつもタメ口を交えること。
特に、自分の感情を伝える時や相手のことばに納得した時に使うといい。
タメ口でなくても、訛り(イントネーション)や方言(言葉そのもの)も同様の効果がある。
ただし、どうしてもタメ口を受け入れられない人もいるので、相手の考えを尊重し、どう思っているかを観察することが大切。
あくまで相手との関係性がうまくいくように留意しながら使っていくこと。
他者とのコミュニケーションに自信がない私。距離を縮めたいと思う場面でも標準語、敬語ばかりを使ってしまい、いつまでも距離が縮まらない。いつでも一線がある感じで、よそよそしさが拭えない。
そんな自分を変えたくて読んでみた。
読み終えて、やっぱりタメ口や方言は出していった方がいいなと強く感じた。ただ、結局は相手がどういう人か(それを快く受け取ってくれるか)を見極めることが重要であり、そこは難しいなと思った。
タメ口、訛り、方言の中やったら訛りが1番ハードルが低そうでやりやすそう。敬語と一緒でも使えるから。せっかく関西弁使えるんやし、利用したい。
この本を読んで少し勇気を持てたので頑張りたい。
相づち50音表は、相づちとともに相手を褒めることができるワードなので、とても参考になる。