あらすじ
一億円の契約書を待つ、締切直前のオフィス。オーディション中、下剤を盛られた子役の少女。推理力を競い合う大学生。別れを画策する青年実業家。待ち合わせ場所に行き着けない老人。老人の句会仲間の警察OBたち。真夏の東京駅、二七人と一匹の登場人物はそれぞれに、何かが起こる瞬間を待っていた。迫りくるタイムリミット、もつれ合う人々、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが次々と倒れてゆく! 抱腹絶倒、スピード感溢れるパニックコメディの大傑作!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
まったく違うところで、いろいろなことが起きている
数ページで別の人物と場面に変わるのはまるで映画を見ているようで楽しい
登場人物が多いのに混乱しないのは、それぞれの登場人物の設定や特徴に際立つものがあるからだと思う。
最初は違う場所にいた人同士がつながったところで思わず「あー!」と声を出してしまった。
『ひとじち』になっているのに、今夜お寿司食べられるのかな(257p)と呑気で緊張感のない麻里花や、警察がわらわらと囲んでいるのに『どらや』のお菓子の方が気になる優子。
3つある『どらや』の行方や如何に!まじでおもしろい。
エンタメ角川はやっぱりおもしろい!
Posted by ブクログ
普段なら交わることのない人々の日常が、ある時刻、ある場所で重なり合い、偶然が次々と連鎖していく。その様子を見ていると、冒頭の「人生における偶然は、必然である」という言葉が思い出された。
本作を読んでいると、登場人物たちにとっては偶然の出来事が、読者の立場から振り返ると一つの大きな流れや必然のように見えてくる。その感覚がとても面白かった。
登場人物は多いものの読みやすく、群像劇が好きな自分にはとても楽しめる作品だった。
Posted by ブクログ
大事な契約書の締切を間近にした保険会社の社員たち、オーディションに挑戦した子役たち、イケメン青年実業家と真面目な会社員のカップル、趣味仲間たちと合流したい老人、幹事長の座をかけたミステリ連合会の会員たち、ペットを探す映画監督…総勢28人が繰り広げるパニックコメディ。
パニックコメディってどんな感じだろう?と思って、ドミノが繋がっていくのか想像もしてなかったけど、「あぁ…その袋は違うよ……!!」と色々な人に順番に感情移入してしまい、あっという間に読み終わってしまった。
最後の最後まで繋がっていくドミノにハラハラドキドキ!単純なバタフライエフェクトものではなく面白かった!