【感想・ネタバレ】赤毛のアンのレビュー

あらすじ

ふとした間違いで、カスバァト家に連れて来られた孤児のアンは、人蓼(にんじん)頭、緑色の眼、そばかすのある顔、そしてよくおしゃべりする口を持つ空想力のある少女だった。カナダの作家であるモンゴメリ女史は、自分の故郷を舞台に花開く少女時代の夢を素晴しい物語に収めた。次々に続くアンの物語は、読者のよい友達になるであろう。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大人になって初めて読んだが素晴らしかった。
不遇な、まさにどん底生活からグリーンゲイブルズにやってきたアン。
そんなアンを優しく温かく見守るマシュウ、厳しくも愛情深いマリラ、腹心の友ダイアナ。
そんなエヴォンリーの住人たちが愛おしくて一気に読み終わった。
アンが引き起こす騒動も楽しく、しかしそこに悪意は一切無く、彼女が健気に聡く立ち振る舞う様は文句の付けようがない。
ギルバートとの確執からの和解も読んでいて(良い意味で)じれったくワクワクした。

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2014年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『赤毛のアン』は小さい頃、日曜日の夜にやってたアニメで見たのよね~。
って言ったら年ばれちゃうけど、『フランダースの犬』とか『アルプスの少女ハイジ』とかも見て、いつも泣いてた。
アニメとしてしか知らなかったけど、実際に小説を読んだのはこれが始めて。
OLしてた頃、本屋さんで手に取ったことあるけど、あまりの字の細かさと多さに買うのやめたこともある。。。(苦笑)

で、何十年目にしてとうとう読みました。

すーーーーごい良かった。
なんかね、心と頭がリフレッシュできた。
こんなに字数が多いのに話に最初から入り込めて、毎日「アンの世界」に入り込むのが楽しかった。

Anneの空想好きで、ちょっとおっちょこちょいでいろいろ騒動を起こすけぢ、何事にもへこたれない一途な性格。読んでて、自分の小さいころに似てると思った。あんなに喋りはしなかったけどね~。

口下手で働き者のマシュー。でも、アンにはいつも優しい言葉をかけるのね。最後、マシューが死ぬ前日に、「わしの娘だ、わしの自慢の娘だからな」って言うとこ、も~~~涙なしには読めなかった。今でも思い出すと泣ける。

そして、マリラ。アンのことをすごい愛してるのに、人を愛することに慣れてなく、ついアンに冷たい口調になってしまうの。そうそう。アニメで見たときも、「こんな冷たい人とクラスなんてアンがかわいそう」と子供ごころに思ったな~。でもね、本を読んでみると、マリラ、そんなに冷たく思えなかったよ。マリラはマリラなりに精一杯の愛情表現をしてたと思う。
最後、アンが自分の進学の道を断念してマリラと生きていくことを選択したとき、初めてマリラが殻を破れた感じで、ほんとよかった。

実はこの本を読んでたとき、ちょっと落ち込んでたんだよね~。でも、今まで忘れてた何か、落としていった何かを取り戻したように元気になった。
ほんと心が浄化された一冊でした。

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2015年03月08日

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