【感想・ネタバレ】逃亡者は北へ向かうのレビュー

あらすじ

大震災直後に殺人を犯し、死刑を覚悟しながらもある人物を探すため姿を消した青年。自らの家族も被災した一人の刑事が、執念の捜査で容疑者に迫る。壊れた道、選べなかった人生――混沌とした被災地で繰り広げられる逃亡劇! 『孤狼の血』『盤上の向日葵』の著者が地元・東北を舞台に描く震災クライムサスペンス。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

全体的に重く悲しいけれど、少し希望が見えるラストでよかった。
サスペンスだけど、震災時の状況もしっかりと描かれていて、大切な人を失った人・そうはならなかったけれども罪悪感に苦しめられている立場の人、の心理描写に引き込まれました。
最後に手紙がきちんと手に渡ってよかった。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
震災さえなければ、この人生は違ったのだろうか?大震災直後に殺人を犯し、死刑を覚悟しながらもある人物を探すため姿を消した青年。自らの家族も被災した一人の刑事が、執念の捜査で容疑者に迫る。壊れた道、選べなかった人生――混沌とした被災地で繰り広げられる逃亡劇!

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

一気読みでした。
父親に捨てられ、母親と祖父には先立たれ、天涯孤独で生きてきた青年・亮があまりに不憫すぎる。そして東北を襲ったあの震災。私にとってはテレビの向こうの話だったけど、あのとき、沢山の人が絶望の淵に立たされていたはず。
刑事・陣内のセリフ「俺たちだけじゃない。誰もなにもできない。自分で泣き止むしかないんだ。」がずっしりときた。一生の中では、どうしようもないときが必ずある。支え合える相手がそのときいないかもしれない。覚悟をしておかなければいけない。
ただ、亮はこの絶望の最中で初めて、支え合えると思える相手を見つけたのでは?その一筋の光が救いにならんことを。あの震災で被害にあった皆さんが、どんなに小さな光でも、救われる思いをしたことを願いたい。

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2025年11月13日

QM

ネタバレ 購入済み

切なかったな、、、撃たれちゃったか、、、あり得ない未来だったけど直人との2人生活想像してそれが真柴にとってわずかな間でも心の支えになってただろうし、私も想像してしまったから、真柴には何か別の方法で罪を償ってその後の人生幸せに生きてほしかった。

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

罪を犯してしまった。でもこの震災のドサクサでやり直せないだろうか。

だって殺意があったわけじゃない。結果こんな事態になった。

ツイテナインダ。

気持ちはよくわかった。だから悲しいね。

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

亮がただただ可哀想でならなかった。生まれてから、苦労の連続。親に捨てられたという思いで、親しい人もいなくて、正社員になれそうな矢先に暴力事件に巻き込まれて、そして…と、物語が展開していく。

不幸な人生を呪い、いったい誰を恨めばいい、と自分に問いかける。最後亮は、「誰のせいでもない。その時々で道を選んだのは自分だ。これは、なるべくしてなった結果だ」と思い至る。気持ちを変えて償おうと思った矢先に発砲されて、射殺されてしまった。しかし、最後の最後に父親の思いがわかったことが救いだった。

震災時のリアルな状況、被災者達の心にもふれ、とても考えさせられる小説だった。ぐいぐいと読まずにはいられない柚月さんの筆力に圧倒された。

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

バッドエンドすぎる
面白いのは面白かったけど、犯人があまりにも不憫すぎて悲しい。死なないでほしかった…

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025直木賞候補

微妙
父親に捨てられ母親に先立たれ、祖父に育てられた何をしても不幸な人生を歩んできた亮
東日本大震災と絡めて北へ向かうが、、、
対して重くもなく、強いメッセージがある訳でもなく、なぜ東日本大震災が絡むのかもよくわからず、微妙です

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2025年10月14日

ネタバレ 購入済み

微妙

犯人がわかってるのはやっぱおもんないわ
つまらなすぎて途中カギかっこのセリフしか読んでませんでした。
おすすめできません。

0
2025年07月29日

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