あらすじ
はるか天空から降り続け、3000年前に男性を滅ぼした<サキュバス現象>は、かろうじて生き延びた女性たちをも、滅ぼそうとしている。世界で唯一の男性・姫は、愛する幼なじみ・皇との愛を微かな望みとして生きてきた。<生殖実験>でそれが果たされたとき、過去から託された、人類救済の希望が現れる。看守が本意を明かすとき、最も残酷な運命が姫・皇・霧江に突き付けられる。それは希望か、絶望か――。
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キャパ超え
完結したとのことで一気読みしました。
なかなか落ち込む内容の様だし、「刺青の男」で暗くなった経験があるので躊躇してましたが・・・
いやー、これは、連載を追っていたらものすごくキツいんじゃないかな・・・メインの2人がとても素敵で、あの時その時の気持ちの保管が至るところにあるので、かなり感情移入しちゃうというか・・・2人にはただ笑っていてほしいとか、わかりやすく幸せになってほしかったな・・・
三点リーダーを多用しちゃうくらい落ち込んでいますが・・・
なにか、違う終わり方ができたんじゃない?キリエさんに代わってもらえば・・・って思ってしまったんですが、触媒をひとりじめしたかったのかな・・・?あ、ごめんなさい、触媒ってなんだ。免疫の事ですか?そうだったら姫を独占したかったのかな・・・?と思ったんですがちょっともう一度読む気力がない・・・!キャラ設定がしっかりしているので、人口子宮になる皇の意地がわかっちゃっうので、もう仕方ない・・・と思うしかないの?
姫は行方知らずのまま・・・?
ただ、人類は復興しております。
あら、生まれ変わりまでいる・・・
あ、現世でまた会えたの?じゃあよかったかな・・・あぁでも、そうだよね、姫は皇といたいよね。
あぁ、そうだよね・・・!この選択をしたから、今に繋がって、こうしてまた、出会えたんだよね・・・!
と、ちょっっと気持ちが明るくなりましたが、あーん、まだページあるよお!さみしくて、悲しくなっちゃいました。
このページ無かったら心が軽かったんだろうと思いましたが、阿仁谷センセイらしいなーと思ってみたり。ただ、連載7年ですか?7年もし追っていたらと思うと恐ろしいです。
2日くらい泣いちゃうかも(笑)
それぐらい強烈でした。阿仁谷センセイ、ちょっと救われる番外編描いてくださぁい
最後が
ラストが辛すぎる。BLは読んだことないけど、他ジャンルで読んだ作品は一癖あって、何となくこの先生はハッピーエンドにはしないのではと不安もありつつ、ここまでひたむきに頑張ってきた姫が報われないのはありえない!と信じて読んだのに、一番見たくなかった展開。最後の1Pでダメ押し。後味悪すぎる。何でも大円団のラストを望むわけじゃないけど、安易な自己犠牲エンドも苦手。来世じゃなくて2人が報われる、もう少し救いのあるラストが読みたかった。色気のある絵や雰囲気、感情表現はすごく好きだけど、先生の長編はもう読まないかも。