あらすじ
教会の下っ端聖女として一生懸命働いてきたサフィアは、異世界人の召喚をさせられたことにより、
「お前の命は、あと一年だ」と余命宣告を受けてしまう。
教会から最後の仕事としてあてがわれたのは、第二王子・アルシェイドの治癒係。彼は英雄でありながら瘴気中毒を患ったことにより日陰者として暮らしていた。サフィアはどうせお払い箱になるなら、自分と似た境遇のアルシェイドに尽くしたいと思い彼の元へ向かう。ところが、彼の治療を試みる中で、ひょんなことから寿命を分け合う番(つがい)関係になってしまい…!? 「彼に寿命を返さなきゃ!」と焦って解消方法を探すサフィアだったが、一方のアルシェイドからはなぜか甘く溺愛されるようになり…!?
思わぬ番(つがい)契約で幸せな奇跡を巻き起こす、溺愛ファンタジー!
感情タグBEST3
作家さん買いです。今回も面白かった。異世界から召喚した聖女は自分の欲望にまっしぐら。その聖女召喚を指揮した大神官もすべては自分の望みのため。それに振り回されるヒロインは健気で強い。クライマックスもその後のヒーローの溺愛も良かった。
Posted by ブクログ
タイトルに「つがい」ってあるから獣人系かオメガバースか...?って思ってましたが、どれとも違う『神環の番』という乙女ゲームの設定的なつがいでした⟡.*
思わず私の好きな乙女ゲームものでたくさんのキャラが出てきて設定も凝ってて楽しかったです(´˘`*)
聖女サフィアの寿命を削ってまで召喚された異世界からの渡り人(乙女ゲーヒロイン)も教会を支配していた大神官のロレンスもほんとろくでもない奴らでムカムカしましたが、バッドエンドイベントも力を合わせて乗り越え、周りに正しくサフィアとアルシェードの存在が認識される結果となってスッキリしました⟡.*
互いに想いあっているのに2人とも同じ問題をそれぞれ違う理由で口に出せなかったことからすれ違っていたのがとても切なくもだもだでしたが、やや脳筋で世話焼きなゼノのおかげでいい感じに発破かけられてニヨニヨでした(*´艸`)♡
サフィアは根っからの聖女気質で放っておくとどこまでも尽くし続けてしまうので、少し強引にアルシェードが守って甘やかすくらいでバランス取れてるのかなと思い、とてもお似合いです♡全年齢だけど両想いになった2人の匂わせにドキドキしました(*´艸`*)♡
あいるむ先生の描くアルシェードの色気がすごい、、、
実によい。
作家さん買いです。
おもしろくて一気読みしてしまいました。
アルシェイドとサフィアの気持ちが育つプロセスが丁寧に描かれてほくほくしました。
大変良いです。
乙女ゲームのヒロインが召喚されるのはありがちですが、性格悪くてびっくりしちゃう。
なぜいいやつを呼ばないのだ。
なんのために選ばれたのかしらとちょっと考えさせられました。
番外編もとてもよかったです。
この国のお話が続いてもいいくらいによかったです。
満足!
全ては水の人が、、、
纏まっていたし、盛り上がりも有ったのだけど。
全体的には面白かったです。
が!
水の神環持ちの神官さんよ。
あなたの「神環持ちは一人だけで良い」というエゴから始まった騒動よね、コレ。
そんなにヒロインが光の神環持ちだとダメだった?
彼女を大聖女として祭り上げて、大切にして、何なら愛していたら良かった話では?と思ってしまった。
結果的にアホを召喚してしまったし、闇の神環持ちどころか火の神環持ちまで現れて、あなたの行動が全て意味ないやんってオチだったね。
まぁ、ヒロインも陰キャと結ばれなくて良かったし、めでたしではあるけども。
権力の独占も、努力なしで賞賛だけ得ようとする醜い心も転落真っしぐら、というストーリーでした。
Posted by ブクログ
聖女設定としてはよくある教会も貴族の階級社会で、力があっても出自で下っ端扱いされるという感じです
そんなサフィアが渡り人を召喚した事で魔力を消耗し、余命もあと一年とロレンスから言い渡された挙げ句に、治癒を行なった聖女は力を失うと言われる王子の瘴気を祓いに行かされて…
最初は聖女の治癒を頑なに拒んでいたアルシェイドと、そんな状況でも腐らずに人助けをしようとするサフィアを応援したくなります
早い段階でハッピーエンドの図式が見えますが、ロレンスと渡り人のユリが想定以上に悪辣なのでサフィアとアルシェイドの幸せな姿を見届けるまで読んで満足しました