【感想・ネタバレ】カイシャデイズのレビュー

あらすじ

コワモテだが人望厚い熱血営業チーフ、作業服を誰よりも着こなす施工監理部員、無断欠勤するボンボン新入社員、“いつもおひとり様”な庶務女史…内装会社ココスペースは、小さくてもある意味豊富な人材が勢揃い。使う予定のないオブジェの「トチの木」を勝手に買って倉庫スペースを潰す掟やぶりの天才肌デザイナーなど、その最たるものだ。そんなむちゃをやらかしても、誰もが“いい仕事をしよう”と真剣にもがいている。そんな愛すべき社員の日常を描く連作短篇集!

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Posted by ブクログ

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従業員47名の内装施工会社が舞台のお仕事小説、連作短編が連なって1つの世界を構築するパターンの1冊。
「魔のトライアングル」と称される、営業高柳、施工管理篠崎、設計デザイナー隈元のトリオが、主役でエエ味出してるんだけど、俺的には彼らに匹敵するくらい…いやそれ以上と言っていいくらいに総務のお局「大屋」さんがお気に入り。

魔のトライアングル筆頭に、仕事に猪突猛進、周り巻き込んで大騒ぎできるのも、扇の要がしっかりしているからだと分かるほどには仕事してきた。そういう意味で「大屋」さんはスゲーぞ、盤石の事務屋総務屋後方支援。あこがれるわぁ。

企業戦士のお仕事小説っていうと、古くは城山三郎だの、最近だと池井戸潤だのが頭に浮かぶんだけど、俺的には山本ワールドの企業戦士が好きやなぁ。
メンタル部分でムッサ元気出る、この本読んで居酒屋でウダあげたら、翌日の仕事はなんとか切り抜けられそうである…二日酔いズキズキ頭を抱えつつになるんだろうけどねぇ

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2016年06月07日

Posted by ブクログ

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2016/4/3
おもしろかったわ~
これぞお仕事小説。
明日から仕事頑張ろうと思える。ありがたやありがたや。
楽しく仕事するのってホントに素敵だ。かっこいい。

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2016年04月03日

Posted by ブクログ

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小さな工務店の、一人ひとりが生き生きと働く日々。上昇志向のある人、ない人。現場の人、内勤の人。それぞれの立場から、環境から見たふとした日常。こんな人たちと一緒に働けたらいいなぁ、と思わせてくれる、どこかあたたかい瞬間がたくさん積み重なって、働くって捨てたものじゃないのかもと思わせてくれる物語でした。

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2017年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

飲食店などの内装の改築コーディネートを請け負う、中小規模の内装会社に務める、マイペースで自分勝手なのになんだかにくめない営業、アイディアを思いつくとつっぱしっちゃう破天荒なデザイナー、頼れるし、ちょっと昭和だけど美形なのに、いつも作業着でフーゾクすきな施工管理のナイスコンビを中心に、会社に勤める新人社員から社長までの日々のお仕事と葛藤を描く、お仕事物語。

この著者は、ほんとに、いそうでいない、いたら面白そうな絶妙な人たちを書くのがうまいな、と思う。隣の部署にいたら面白いけど、一緒の部署はヤダなー。とか、こんな上司いいなとか。こんな上司ヤダわー。とか。そういう視点でも面白い。でもやっぱり、みんななんだかんだと不満を抱えながらも、最終的にはみんな生き生き仕事をしていて、会社がすきなところがいいな。そんな風に仕事できたら理想だな。という世界になっているのが素晴らしい。なんかがんばろう!て気分にさせてくれる一冊です。

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2012年01月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

都内にある40人ほどの内装会社での
それぞれの人が語り部となっている小説
人って、憎めない愛すべきものなんだなと
自分の受け止め方ひとつで物事は変わっていくのだな
楽しんで仕事ができるって、素敵だなと思う
会社での様子に、ああ分かる分かると頷いたり
ぷぷっと笑ったり、自分ならどうする?と悩んだり
かなか忙しく楽しい小説でした

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2012年01月10日

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