あらすじ
進学校に通う陸には本当の友がいない。校内模試の順位に一喜一憂する日々のなか、幼なじみの嘉人を思い出す。かたや学校一の秀才、かたや学校一の不良。ふたりが仲良くするのを周りの連中は不思議がった。でも多くを語らなくても、気持ちが通じ合うのはこいつだけなんだ──潔癖で繊細な少年たちの交流がひかる傑作「大富橋」ほか5篇。東京の下町・深川に架かる6つの橋を軸に、人生にちょっとつまずいた人びとの人間模様を写しとった、やさしく清冽な物語。
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Posted by ブクログ
いつかのきみへの「いつか」で辻村深月「名前探しの放課後」を勝手に連想。
ベクトルとしては、見当違いではなかったような。というたわごとはさておき。
「橋」をモチーフにした短編集。うん。橋ってなんか、ストーリー性高いよね。年代も性別も様々な、でも、根底には「家族」というキーワードがあるお話たち。 個人的には最後の、頑固なじさまと孫娘の話が好き。だなー。