【感想・ネタバレ】さまよえるバイオリニスト 富士見二丁目交響楽団シリーズのレビュー

あらすじ

富士見二丁目交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスター・悠季は、夏休みに帰省先の田舎から戻ってみるとアパートが全焼。居場所を失なった彼は、楽団の指揮者・圭の部屋にころがりこむはめに。しかし圭は男ながらも悠季に激しい恋心を抱いていて…。友情と恋のはざまで揺れ動く2人のせつない心模様と葛藤の物語2編。大人気シリーズ、第2弾!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 富士見二丁目交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスターの悠季が、帰省先の実家から帰ってくると、住んでいたアパートが全焼。
 気前よくお金を実家の両親たちにも渡してきてしまったから、持っているお金もなく、銀行に行くも振り込まれているはずの給料が振り込まれておらず、大ピンチを迎える。
 あちこちに連絡をして、何とか宿を確保しようとするも、折りしもお盆休み。
 連絡を取ろうとした人間はことごとく不在にしている。
 居場所がなくなってしまった悠季は、仕方がなくどうしても避けたかったけれども、楽団の指揮者・圭の部屋にころがりこむはめになる。
 以前、悠季は圭に襲われたことがあり、和解はしたものの圭は悠季に対する想いを忘れられずにいた。
 けれど、自分の家の前に倒れていた悠季を圭がほうっておけるはずもなく……。

 という。
 結局、圭がどんどん煮詰まっていく中で、悠季も悠季で当然ながら、自分のことで精一杯で圭の異変に気がつけなくて、それを回りに責められたりいろいろしているうちに、結局、悠季も悠季でキレちゃって。
 今度は、悠季が許可を出して二度目の行為になる……という感じ。

 もどかしい感じはすごくあるんですが、いかんせん、基本的には悠季視点で物語が進んでいくので、すっごくもう一度関係を持つことを悠季が嫌がっていることは伝わってきてたのに、突然、そういうことになってしまった流れが、私の残念な頭ではイマイチ理解できない。
 もうちょっと次の話も読めば、その後、どう悠季が考えたのかわかるからわかりやすいのかしら……?

 ちょっと消化不良感が残る話でした。

0
2012年01月08日

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