あらすじ
歌舞伎町のキャバクラで働くみいちゃんは、
常識知らずで、”ヤバい” 女の子。
そんな彼女の生い立ちに興味を持った山田さんは、
過去の記憶の断片に、静かに耳を傾ける。
まるで別々の世界で育った二人が、東京で出会った偶然。
この奇跡を噛みしめるように、正反対な二人は距離を縮めていく。
その一方で、DV彼氏・マオ君との関係を断ち切れないみいちゃんは、
また一歩、夜の沼へと堕ち――――山田さんの前から姿を消してしまう。
大人になれない大人達の、最初で最後の夏休みが始まる。
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山田さんの中のみいちゃん
暴力男マオの末路にザマァ!!と思ってしまいました。生粋の野生児みいちゃんにイライラするのはまあ仕方ないにしろ、暴力ふるったり、ましてや人身売買なんぞ許される訳ないでしょう。
山田さんも、いつの間にか彼女の中で、みいちゃんの存在が精神的に大きくなってきていますね。山田母から解放されて漫画家を目指す為にも、彼女にとってはみいちゃんという存在がかなり重要になりそうですね。
匿名
リアルな様で少し遠い様な…
夜の街に居た過去は、珍しくは無いと思う。
それくらい、今のご時世女性が女を売って稼ぐというのは当たり前過ぎるほどナチュラルな感覚。
それなのに、どこまでが許されてどこまでが許されないのかそんなの言葉にして教えてくれる大人はほぼ居ない。
私も、多分どこかで何かを間違えてたらみぃちゃんみたいになってたのかな…そんな事をふと思ったりする不思議な漫画に出会えました。