あらすじ
美しい王妃は侍女ツルの言葉によって、しだいに圧政者となり、人の道から外れてゆく。そして現代の小さな街に住む老女との関わりは? 時代はうねる。物語が生まれる。寓意が深まる。「わたしは、人の心にとり憑いて、わたしにとり憑かれるような心を持った人間を滅ぼしてやるの。人間を滅ぼすほど面白いことはないものね。え? 恐ろしいって? わたしのこと?」毒のあるファンタジー!
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Posted by ブクログ
はじめてあつのあさこの作品を読んだけどぐいぐい読めた。引き込まれるような文体で夢中になれる作品だった。
背筋がぞくっとするような怖さ。ばらばらに見えた話したきちんとつながったとまでいえるかどうかはわからないけれど、他人を破壊することを楽しむという人間の恐ろしさが伝わる。
そういう意味では、崖の上も同じつながりがある作品。
期待以上でした。