あらすじ
ロチェスター氏との結婚式の日、式場では意外な真実が暴露される。不気味な女の哄笑、引き裂かれたベール……。狂った彼の妻の仕業だった。屋敷を逃げだし荒野をさ迷うジェーンは牧師の家族に救われるが、ある晩、闇の中から彼の呼ぶ声を聞く。その声に導かれて戻ったジェーンは、失明し不自由な身となった彼と再会し、結ばれる。
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Posted by ブクログ
前半はロマンス好きのわたしにはたまらなかった。
ネタバレで展開は知っていたので(というか裏のあらすじでガッツリネタバレ)、上巻からの伏線が回収されていく様が面白かった。
家族の居なかったジェーンに従兄妹たちがいるとわかったときの暖かさが良い。
ジェーンとロチェスターが美男美女でないと何度も強調されるので一体どんな顔なんだろう、と悩んでしまうので映画で補完しようと思う。
Posted by ブクログ
主人公たちの心情の描写が本当に細かくて、ジェーンの心の矛盾や葛藤がこれでもかと描かれている。また、その矛盾も共感できてしまうから面白い。最悪な環境で育ったが、最後はジェーンにとって幸せに愛する人と一緒になれてよかった。
Posted by ブクログ
後半は一息に読みきったー!
自然情景の細やかさが好きです。
内容的には日本の作家さんで例えるなら有吉佐和子さんかなぁ。
幸せの形が嵐が丘よりはこちらの方が共感しやすかったかも。
ごめんよエミリさん!
とはいえ、嵐が丘も随分前に読んだからまた読み返してみようかしらん。
Posted by ブクログ
伯母に嫌われているので厳しい寄宿学校に行かされ、自立して貴族の家庭教師になり、そこの貴族(主人)に恋をしたが実は妻がいたので一回出ていって、事件で妻が亡くなり主人と結婚しました(20歳差)という話。心情や風景描写がこれでもかいうほど細かく書かれていて、今であれば1行で表現されるようなことも10行かけて(比喩表現を用いて)描写されています。今時のロマンス小説を好むものとしては話の中身の割に長くてちょっと厳しかったです。。
文学的に価値はあれど、エンタメとしては微妙。。という内容です。主人公たちは「美しくない容姿である」と何度も描かれますしね。。源氏物語のほうが楽しいかな。