あらすじ
「アマルティア嬢、私と結婚してほしい」冷徹で女嫌いという皇太子からのありえないプロポーズ!だけどこれは契約結婚の申し込み…。そのはずなのに皇太子の優しい態度に勘違いしてしまいそうになる。――領地経営に優れた才能を持った子爵令嬢のアマルティア。その才能を見込まれ次期伯爵・トマスの婚約者にと望まれる。だがトマスは領地戦略をアマルティアに丸投げし、その手柄は自分のものとしていた。挙げ句、公爵令嬢と浮気をし、それを指摘すると「婚約破棄だ」と騒ぎ立てる始末。もうこの場からいなくなりたい、そう思った矢先、偶然視察に訪れていた皇太子がアマルティアにプロポーズを申し込み…!?【恋するソワレ】
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馬車の中での二人の語り合いの時間が皇太子の人柄が知れるようで良かった。かりそめの~と言ったのはもしかしてアマルティアを気遣っての事なのかな、以前の出会いというのも知ってみたい。
キルファス皇太子
トマスに婚約破棄されたことを知ったキルファス皇太子は即座にアマルティアに結婚を申し込んだだけでなく、結婚の許しを得るためにアマルティアの父の元に向かいました。彼女の父ジェラルディは自分の許可よりも娘の気持ちを優先したいと言いました。婚約破棄されたばかりの娘の気持ちを慮ると当然のことですね。皇太子もそのことを不敬と咎めないところに好感が持てます。皇太子には傷心の彼女を大切にしてあげて欲しいと思います。