あらすじ
お隣の木村さんちの若奥さん・智子ちゃんが、育児ノイローゼ寸前のお母さんと知り合った。力になりたいけれど、息子の太一は全然手がかからない赤ん坊なので、駄々っ子(実!?)のエキスパート・拓也に助言を求めるが…!?
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交通事故で母親を亡くした小学5年生の拓也。幼い弟の世話に奮闘しながら家族とともに成長していくハートフルホームコメディです。
登場人物が多いのがこの作品の魅力のひとつ。皆魅力的かつ個性が強く、それぞれが“問題”や“悩み”を抱えています。それは家庭問題やいじめ、学歴や将来についてなど、非常に深刻なテーマといえます。たとえそれが他人からすれば小さな悩みであっても、当事者がどう感じるかが重要であるということを感じさせられます。
中でも私が特に忘れられない話は、大家族の長女にフォーカスしたストーリーです。末っ子と16歳離れていることが何を意味するのか。一緒に過ごせる時間の短さや将来の不安など、悩みは日に日に増すばかり。そんな彼女の不器用だけど家族思いな性格に心を打たれました。
きっと自分を重ねたくなるキャラクターに出会えるはず。そして読み終えたとき、あなたの大切な人に会いたくなるでしょう。老若男女問わず、すべての人に読んでいただきたいです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
(文庫7巻の感想も含んでおります)またもやマンガでごめんなさい。文庫続刊が出る度に即座に買いに行くぐらい、大好きなマンガです。7巻での山場は春美と由加子の出会いから結婚まで。由加子がここまで大胆にフィーチャーされることはなかったので、興味深く読んだ。『赤ちゃんと僕』なのに拓也も実も一切出てこなかったのも、集中できてよかった。8巻では育児ノイローゼになる史穂の話。私にはまだ子どもいないけど、気持ち、すごーく分かる(あやめが子猫の時ノイローゼになったので)。「赤ちゃんは気をひきたいから泣いてアピールする」っていうのは、猫にも通じるものがある。友達も「育児って猫を育てるのとちょっと似てる」って言っていたし。それにしてもいつも凄いと思うのは、この著者がこれを書いていた頃は20代前半ぐらいで、子どもを持つ人ではなかった、ってこと。なのにどうしてこんなに幼児の行動とか、子を持つ親の気持ちとかがこんなに繊細に描写できるのか!!誰かが文庫解説で「著者は子どもの気持ちを持った人だ」というようなことを書いていたけれど、でも、ここまで描けるって、ホントに凄い。引き続き続刊が楽しみでござります。
Posted by ブクログ
春日さんと疾実くんの回。
共感がほしい。ひとりにしないで。
そんなメッセージに心が痛くなった。
智子ちゃん。私の近くにもほしい。
森口くんと藤井くん(+竹中くん)の喧嘩勃発の回。
森口くんのイメージが今までと変わった。
これだけは許せん!ってぷんぷんするとこ、
3人とも子どもらしさがあって可愛かった。