あらすじ
名門貴族のウイリアムは、類いまれなる頭脳の持ち主。パブリックスクールでも、家柄のこともあり、話題の中心であった。しかしそんなある日、叔父が事業に失敗したことで財産を失ってしまう。名門の名に傷がつくことを恐れたウイリアムは自宅に戻り、家令と共にお金になりそうな物を探す。屋敷でみつけたのは、先代が出入りしていた地下の部屋。そこには謎の魔法陣があり、意図せずウイリアムは悪魔を呼びだしてしまう。呼びだされた悪魔、ダンタリオンはウイリアムに告げる。「ウイリアムは魔界の代理の王を選ぶことのできる選定公である」と。それゆえに、自らを王に選べと迫ってくるのだが…。果たして魔界の代理王は誰になるのか!?
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屋敷でみつけた、地下の部屋に謎の魔法陣があり、意図せずウイリアムは悪魔を呼びだしてしまう。呼びだされた悪魔、ダンタリオンはウイリアムに告げる。ウイリアムは魔界の代理の王を選ぶことのできる選定公である。
Posted by ブクログ
表紙に惹かれて中古で買いましたが、まず絵が可愛いです。
主人公ウィリアムのキャラも良し。
悪魔、ソロモンなどの設定も素敵で、なかなか楽しめました。
次の巻への期待も合わせて評価は4。
続きが早く読みたいので、また中古に行った時に購入しようと思います。
Posted by ブクログ
こんなストライクゾーンど真ん中な作品の存在を今まで知らなかったとは不覚!
ソロモン72柱をモチーフにルシファーが眠りにつく間の代理王を決定する魔界政争にソロモン王の末裔(というか生まれ変わり?)の没落貴族(経済的な面で)の少年ウイリアム・トワイニングが捲き込まれるお話。
もうなんか悪魔好きにはたまらんですな。
さらに魔界に堕ちたジル・ド・レイなんかも登場して、設定だけで丼飯三杯はいける!ハスハス
登場回数も動きも少ないのになにやら心にひっかかるトワイニング家の家令ケヴィン、いろいろ感づいてそうなウイリアムが通う学校の専属牧師など悪魔以外の登場人物の正体も気になる!
作画担当の作家さんは初コミックスらしいけれども、非常に繊細で美しい絵柄でヴィクトリアンでゴシックな作品世界を見事に描いてます。ただ、やはり経験の無さか(あるいはそもそもの適性もあるかもだけど)バトルシーンは何が起こっているかさっぱりわかんないのが玉に瑕。
悪魔側の主役、異相の大公爵ダンタリオンの使い魔、アモン、マモンが言動、作画ともにかわいい。xxxHOLiCのモコナ的なマスコットだな。てかこんなとこで『アモン』の名を使ってもいいのだろうか…