あらすじ
地元でパワー・スポットとして知られる白烏神社。そこにくらす藤堂千里は、古武術の天才少女だ。例大祭の夜、子ども神楽の剣士をつとめたあと、めずらしくうたげの席によばれた千里は、そこに意外なクラスメートたちの顔を見ておどろく。仲よしばかりではない。「敵」もいる。ぶつかりあい、まよいながら生まれる新しい関係。やがて六人は、とんでもない不思議に遭遇する。
『一瞬の風になれ』『サマータイム』の佐藤多佳子が、構想10年、満を持して書き下ろす長編エンターテイメントシリーズ開幕!
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Posted by ブクログ
登場人物の紹介で殆ど終わった1巻だったけど、礼生の星司へのいじめっぷりがムカムカきて、千里の制裁にすかっとした。
ただ礼生は、千里と闘いたいだけなんだろうけどね。
絶妙な終わり方で次へと期待を持たせるなんて、読まざるをえないよね。
Posted by ブクログ
YAというより、しっかりと児童文学な雰囲気でした。
ナイス表紙&裏表紙絵、いつか叔父さん希望です。
割とリアルな学年1クラスいじめ、というかはぶりあるあるでした。
有沙の交換日記に恐れをなし、数斗のまっすぐな瞳に。
古武術を習う小学生女子、てことで天下無敵のお嬢さま、が思い浮かびましたが、色々とだいぶ違うな、と。
Posted by ブクログ
【内容】パワースポットで有名な白烏神社の子である藤堂千里(古武術の天才少女)、千里のいとこの星司(生き物全般が大好き)や幼なじみで仲良しの美音(感受性の強い心優しい)、礼生(千里と敵対、リーダータイプ)、数斗(かずと、だが「スート」。理数系の天才肌で一人好きだが、星司と仲良しになる)、有沙(料理屋「もくれん」の娘で、ファッションに興味が強い、おしゃれ)が、例大祭のこども神楽で一緒に踊ることになる。
ある日、雷雨の日に集まった6人が、神社内の石に触れた瞬間に雷が落ちたような青白い光がひかり、6人は気を失う。
【感想】登場人物の6人の人物紹介がメインの巻。
少し、丁寧に書かれすぎる感はあるけれど、佐藤さんの軽快な文筆で、くどい感じにはならないのがさすがだと思う。
さばさばした千里のキャラが、ワタシ的には一番好き。
最後にやっとファンタジーらしき展開として、青い光が出てくるので、とりあえず、次巻へ。
大人向けというより、小学高学年向けな感じがする。