あらすじ
ある計画から26年ぶりに帰還したミアがみたのは灼熱と極寒に分かたれた人の生きていけぬ変わり果てた地球だった...。
唯一、人が生存可能な黄昏地帯へと着陸したミアとAIロボット・しろわんは、降り立った地球で恐るべき生き物に出会う――!?
地球は、人間はいったいどうなってしまったのか!?変わり果てた地球を舞台に、ひとりと一匹は歩み進む――!!
★単行本カバー下画像収録★
電子版は連載時のカラーを収録しております!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
表紙の2人が旅をするSF。ペットムという名の補助ロボット?が表紙の右のかわいい子なのだけど、名前も『しろわん』で素直にかわいい。しゃべりも『うんわぁ』とか言う。かわいい。そんなかわいい女の子とかわいいしろわんの旅がまさかの滅びてるっぽい地球……?
出てくる設定も絶妙に我々が住んでる世界と交差するのがすっごく良いSF。SF好き・滅びた地球探索好きにオススメ。
Posted by ブクログ
恒星間旅行から帰還した主人公らを待ち受けていたのは。公転軌道から逸脱し自転も停止した地球だった。酷寒の夜と灼熱の昼の間の僅かな黄昏時を人類生存の一縷の望みをかけてグリーンランドのスヴァールバルを目指すという直球SF。
強制スクロールと例えられる、迫り来る灼熱の昼から逃げながらの徒歩旅行というアイデアが何よりも素晴らしい。さらに、地球が公転軌道から外れた理由や地上に残された遺跡や怪物といった謎もてんこ盛り。設定や謎の奇想さ加減はバリントン・J・ベイリーの「時間衝突」や最近だと劉慈欣の「三体」にも負けてないし、主人公が人間ではなくAIというはイーガンっぽさも感じさせる。 ここまで本格SFを読んでいる気にさせるマンガはそうないのではないだろうか?
今後の展開が楽しみ。
Posted by ブクログ
「地球が!地球が存在していません!」
という設定も状況もスーパーハードなハードSFマンガ1巻。
これは凄いですよ。SF界隈の人は抑えておきましょう。
公式サイトをフォローしているのに発売に気づかないというサイレント出版でしたが、SNSで話題になっていたので無事買えました。宣伝の仕方よ。
プロクシマケンタウリの調査から戻ったら地球がオウムアムア軌道で太陽系から離れようとしていて人類は見つからない。なんとか地表にたどり着いて一筋の希望を求めてスヴァールヴァル世界種子貯蔵庫まで1400kmを歩いていこうとしたら、異形の化け物たちに襲われて・・・というハード&ハードなお話。
なぜ地球が軌道を外れているのか。
人類はどうなったのか。
しろわん可愛い。
続き早く読みたい。
ところでこの漫画、主線がグレーで全体もグレースケールで塗られているのだけど、画面に最適化されている感じで紙の本ではすっごく見づらい。ぼやけて見える。もちっとコントラスト上げて明るくしてくれ。
まるで良質なSF映画
いままで読んだ中で最高のSF漫画。地球が公転軌道から外れた理由や次々と現れる異形の化物、そしてゲノムスキャンの結果、それは遺伝子改造されたわけでもなく「自然に」存在している生命体だという……
人類滅亡の絶望感や切なさ、化物の襲撃と主人公の死、さらに化物たちの正体「山海経」。
謎が謎を呼ぶ展開はミステリーであり、化物たちとの戦いはバトルであり、そしてセンス・オブ・ワンダーを感じさせるSF漫画でもある。久々にこんなに惹き込まれる漫画に出会えました。作者の才能に感謝です。
えっ!おもしろかった
おもしろすぎて一瞬で読み終わってしまった。
あっというまの1巻でした。
最後の落ちにはクスッとしてしまったが、またミアとしろわんが再会できてうれしい。
こういう退廃的というか、地球はもう人間が住める星じゃないっていう設定がすきなのですが、なぜかずっと希望はあるように感じてしまう。
かなり絶望的だし、序盤で衝撃的あ展開があるのに。
2巻早く出ないかな。
Posted by ブクログ
カラーを白黒化すると見にくいですね!それはそれとして、話の流れは面白かった。おもろ系ぬいぐるみが頑張る姿や、同族(?)とやりとりする姿が可愛い。
私には合いませんでした
かわいらしい女の子とかわいらしいペット(AI)が残酷な環境に放り込まれる展開。
ジャンルはSFの体裁を取っていますが、「地球が存在していません!」「は?」の会話から始まり、公転軌道から位置も動きも大きく外れて水星の公転軌道と太陽の間を自転せずに進む地球の黄昏地帯に宇宙服無しで着陸でき、重力も大気も気にせず普通に歩ける世界観です。
(ただし、女の子が人間であるとは明記されていないので、それらを気にせず存在できる生命体の可能性はあります)
今の時点で「ある計画から26年ぶりに地球へと帰還」ぐらいしか背景説明が無く、乗ってきた船の燃料が無いので降りる決断をするものの、調査も準備もろくにしないまま着陸する登場人物が行き当たりばったりに感じられてしまい付いていけませんでした。
死んでも「そりゃそうなるよね」としか。
女の子の年齢は不明ですが、見た目が10代後半で、中身の年齢一桁に思えます。かわいい生き物ですね。
後半で女の子とペットがもう1組増えます。その女の子の趣味はペットを使った脳内自慰です。
世界観も含めて、この設定と絵が好きな方なら買って損は無いと思います。私は無理でした。