あらすじ
「私があなたの『想い人』を助けてあげる」胸に短剣を刺し、私、侯爵令嬢アリステアは死んだ――はずだった。
『自分の命と引き換えに一人だけ命を救うことができる』という私のスキルであなたを幸せにしたつもりだったのに。
けれど目覚めれば、私は生きている。それも最愛の公爵令息で幼馴染のサイモンとすでに結婚をしていた!?
私の死は夢ではないはず。そして、心離れしていたあなたは、どうして蘇った私を甘く溺愛してくれるの?
素直に彼を愛せない侯爵令嬢アリステアと、なぜか日々やつれていく公爵令息サイモン。
彼が明かしてくれないアリステア、蘇生の秘密とは? まさか、彼にも奇跡のスキルがあるのでは?
全面改稿&書き下ろしスペシャル編追加で贈る、ムーンライトノベルズ、屈指の名作!
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フィオナの代償がエグいですな
作家さん買いです。
主人公2人の視点が入り乱れるのが私は好きなので大満足。
大きな犠牲の上で成立するスキルだけど、大暴走の果てに使っちゃってるのがなんとも言えず、人生うまくいかんものよ…と妙にしみじみしました。
アリステアの猪突猛進ぽいところはなかなか生きてくの大変そうですが、夫がうまくサポートしてほしいところ。
色々考えさせられるお話でした。
次回作も楽しみです。
なかなかジレジレとしたお話でした。
ヒーローが死んでしまうのではないかとハラハラしましたが、やっぱり思いというのはそう簡単には変わらないものですね。間に合って良かったです。
溺愛以上に
私はいつも作品を読む前にタイトルとあらすじからストーリーを想像します。自身の想像よりいい意味で裏切られれば☆5で、想像通りや大差がない場合は☆3(普通評価)、あまりにくだらないと☆2〜☆1にしています。こちらの作品は私にとってはこんなものかな、という感じでした。ヒーローがヒロインを救うであろうことや、ヒーローの浮気もヒロインの勘違いだろうと思っていたので想像通りでした。ただ両片思いの間がせつなくて良かったです。ただヒーローが勘違いの種明かしをしたときは、ヒーローも行っていた通り自分よがりで悪手だったと思いました。種明かしのあとは何のことはない溺愛でした。ただただスキルに振り回される世界だと感じて少し興醒めてしまいました。ただ物語としては前半は切なくてよかったです。
ツッコミどころが多すぎる
表紙に釣られて購入。挿絵無し。
Web小説を書籍化したものだと後書きで知りました。失礼ながら文章が素人っぽいと感じたのはそのためかもしれません。
タイトルからタイムリープものかと思ったら、一度死ぬけれども同じ時間軸に蘇る話でした。
人の噂だけで死を選ぶ思い込みの激しいヒロイン。独白で読者には説明するがヒロインへは説明不足かつ情けない発言が多いヒーロー。話題に上がるだけでほとんど登場しない悪役令嬢は最後にチラッと出てきてすぐ退場。悪役令嬢にスポットを当てた番外編が掲載されていますが、必要か?と疑問に思ったレベル。彼女をますます嫌いになるだけでした。
設定は面白いですが、購入してまで読んで良かったとは到底思えませんでした。