【感想・ネタバレ】ドイツ人のすごい働き方 日本の3倍休んで成果は1.5倍の秘密のレビュー

あらすじ

ドイツ人はなぜ、限られた時間で最高の効率を発揮し、結果を出せるのか?

★GDPは日本を抜き世界第3位
★日本に比べて約1・5倍高い労働生産性
★日本より年間266時間短い労働時間
★日本より約40%多い平均賃金

2023年、日本の名目GDPは55年ぶりに世界第4位に転落した。変わって世界TOP3入りしたのがドイツだ。
ドイツ人の働き方として特徴的なのが、日本人に比べて圧倒的に少ない労働日数・労働時間で成果を出している点だ。その労働生産性は日本と比べて実に約1.5倍。
本書では、商社駐在員としてドイツ在住17年、欧州向けビジネスに携わること30年の著者が、「無駄なく、無理なく効率的に結果がついてくる」ドイツ式の働き方を、どんな立場の人でも実践できるよう、日常業務からマネジメントまで具体的な仕事術として伝授する!

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Posted by ブクログ

【感想】
こういった本を読んでたら、「ほんなら日本の働き方ってそんなにアカンのかい!」と突っ掛かりたくもなるが…笑

全ドイツ人がこうとは限らないが、本書に書かれた働き方は確かにイイなと思える。
・朝早くから働き、午後3時には業務を終え、夕方は家族や趣味の時間に使う。
・会議中に議事録を仕上げ、具体的に何をやるかを明確にする。
・あえて時間制限をして頭の回転率を上げる(ポモドーロテクニックなど)

自分自身、惰性でダラダラと居残り仕事したり資料作成したりしてしまってる時があるので、この効率的な働き方は是非模倣しようと思った。



【要点整理】
1. 時間管理とメリハリ
朝型勤務:6〜7時に始業、15〜17時には退社。
残業なしでも成果を出す:限られた時間で集中して働く。
ポモドーロテクニックや時間制限で生産性を最大化。
仕事とプライベートの境界が明確。

2. 休み方の質が高い
年間約30日の有給休暇をフル取得。
2〜3週間の長期休暇も当たり前。
長期休暇で「空っぽになって超回復」。
休暇中も仕事が回る仕組みが整っている。

3. 集中力と環境づくり
午前中は「ゴールデンタイム」として静かに集中。
広いスペースで思考の余裕を確保。
食後の軽い散歩や空気の入れ替えで効率アップ。

4. 会議とドキュメントの効率化
会議中に議事録を完成。
「アクションアイテム」を明確にして即実行。
曖昧さを排除し、スピードと正確さを両立。

5. 整理整頓の徹底(5S)
整理・整頓・清掃・清潔・しつけを習慣化。
「物の住所を決めて、家に返す」文化。

6. 教育制度とキャリア設計
早期分岐型教育で自分の強みを早く見極める。
ギムナジウム:大学進学向け
レアルシューレ:実践的な学問
ハウプトシューレ:職業訓練重視
「自分探し」不要で、目的意識が明確。

7. 自己管理と振り返り
毎日「帰宅前メモ」と「出社直後メモ」でタスク管理。
定期的に「仕事の目的」を問い直す習慣。
「今日の誇り」「今日の学び」を振り返ることで成長。

8. マネジメントと人間関係
サーバントリーダーシップ:部下の成長を支援する奉仕型。
問題があれば勇気を出してSOSを出す文化。
感情と事実を分離し、冷静な意思決定を重視。

ドイツ式 × 日本式のハイブリッドワークスタイルのススメ
ドイツの「効率・自律・休養」の文化と、
日本の「勤勉・責任感・チームワーク」の強みを融合させることで、より持続可能で成果の出る働き方が実現できる。


【メモ】
・朝早くに働き始め、夕方には颯爽と仕事を終える。
・執行間際には一斉にデスクを片付け始め、17時にはオフィスから人が消える・年間、約30日間の有給休暇をフル取得
・2〜3週間の長期休暇も当たり前、にもかかわらず、仕事は回る。

早く帰ったり休んだりするばかりで、仕事をおろそかにしているのかと言うと、そんな事はなく、顧客の厳しい要求にも納期通り対応し、日本よりも高い給与水準を実現しています。

なぜこの人たちは無理せず、短い時間で成果を残せるのだろうか?
限られた時間で、最高の効率を発揮し、結果を出すと言う、労働生産性の高さ。

・ドイツ企業の1日
・ドイツ社会の仕組み。
・ドイツ式の働き方
・ドイツ式のマネジメント
・ドイツと日本の「ハイブリットワークスタイル」のススメ


P 20
・ドイツの朝は6時に始まる。
ドイツでは、朝早くから働き、夕方には帰宅する生活が一般的です。
早起きの人は、7時前から出勤し、午後3時には1日の業務を終えています。
早く働き始めて、法律よく仕事を済ませ、夕方は家族や趣味の時間に使う。

個人の時間を重視し、労働時間内で仕事を完結させる文化が根付いている。


P 26
・広いスペースで自由に思考する、スペースが広いと考える余裕も生まれる

P 27
・午前中はゴールデンタイム
カフェタイムとは打って変わって笑い声はやみ、従業員たちは、一斉に集中タイムに入ります。いわゆるゾーンに入って静けさが広がります。


p 32
食後は軽い散歩で午後の仕事の効率を上げる。
空気のよどみに気を配り、頻繁に空気を入れ替える。


p36
・会議中に議事録が仕上がる。
1番重要なのは、会議で決定されたやるべきこと「アクションアイテム」です。
会議の最後に参加者全員で確認し、合意を得ます。

時間が経過することで、議事録の内容が曖昧になったり、重要なポイントが抜け落ちたりすることがあります。
ドイツ流の方法は、速さと生格さを同時に得られるので一石二鳥です。


p44
・5S
整理:不要なものを取り除き、必要なもののみを保持する。
整頓:物を適切な場所に配置し、物の住所を決めて、簡単に取り出せるようにする。
清掃:職場を清潔に保ち、汚れや異物を取り除く。
清潔:常に整理整頓、清掃を行い、職場を清潔な状態に保つ。
しつけ:規律を守り、これらの習慣を維持する。


p61
・長期休暇では、空っぽになって超回復


p80
・自分の強みを見極める教育制度
1.ギムナジウム(大学進学準備学校)
大学進学に向けて準備をすることで、期間は基礎学校から数えて5年生から12年生まで続きます。
カリキュラムは言語、数学、自然科学、人文科学など多岐にわたり、終了すると大学への入学資格を得ることになります。

2.レアルシューレ(実践的な学問を提供する学校)
実践的な学問と職業に関する教育に重点が置かれています。期間は基礎学校から数えて5年生から10年生までの6年間となります。
ギムナジウムほど学問に集中しておらず、実用的なスキルや職業教育への導入が含まれております。
修了すると、特定の専門学校や職業訓練校への進学が可能になります。

3.ハウプトシューレ(職業訓練に焦点を当てた学校)
主に職業訓練に焦点が当てられ、実務的なスキルと、基本的な教育が提供されます。期間は基礎学校から数えて5年生から9年生までです。
修了すると、職業訓練校や特定の専門職への道が開かれます。

日本で言うと、ギムナジウムは中高1貫の進学校、レアルシューレは工業商業高校、ハウプトシューレは専門学校をイメージするとわかりやすいでしょう。

ドイツのような早く進路を選択する「早期分岐型」教育のメリットは、生徒が早くから自分の強みや興味に合った教育を受けることが可能な点です。
一度選択してしまえば変更する事は難しいため、「やりたいことがわからない」ことから来る「自分探し」をしなくて済むのもメリットと言えるかもしれません。


p94
「早起きは3文の得」と言いますが、ドイツ人ほどこのことわざを体現する人を私は知りません。
大抵のドイツ人は朝が早く、同僚の中には7時に始業して午後3時には仕事を終えてしまう人がいました。
退社後の時間を家族や趣味、個人的な活動、副業などに当てることができ、1日が長く感じられるのは言うまでもありません。


p102
ものを置く場所を決め、使ったら元の場所に戻し、ものを増やさず、増えたら捨てる。
基本は「物の住所を決めて、家に返す」


p117
・あえて時間制限をして、頭の回転率を上げる。
パーキンソンの法則として「仕事の量は、完成のために与えられた時間を全て満たすまで膨張する」と言うものです。「利用可能な資源は、あるだけ使ってしまうもの」と言う人間の本質を言い当てています。
逆説的に考えれば、「完成のための時間を限定すれば、仕事の量はその中に収束する。」とも言い換えられます。

仕事とプライベートの間に明確な境界線を引き、1日の労働時間を限定することで高い生産性を発揮している。

・ポモドーロテクニックで時間管理
タイマーを25分にセットする。
タイマーが鳴ったら5分の短い休憩を取る。
これを繰り返すだけ

貴重な5分休憩は何に使うべきでしょうか?
ここではストレッチや深呼吸、短い散歩などで、心身のリフレッシュをするのが効果的。
長時間の座りっぱなしが、筋肉の代謝や結構妨げ、健康被害を招くことがわかっている。


p128
・勇気を出してSOSを出す
問題に直面したら、全て一人で解決しようとせず、適切なタイミングで上司に相談すること。

相談の方法を工夫する
→メールなどを用いて、問題の要点を明確にし、どのような助けが必要か具体的に示す。
→文章ぇ客観的かつ冷静に状況を伝えた上ぇで、相談を切り出せばお互いの準備ができた状態で話し合える。

解決に向けた積極的な姿勢を示す
→上司も人間、丸投げされては心証が悪くなる。相談の際は、問題だけでなく「自分なりにやってみた、考えた解決策」を示す事が重要。

フィードバックを受け入れる
→SOSを出した以上、上司からのアドバイスや指示には素直に耳を傾けましょう。

感謝の気持ちを表現する


p138
・のため、何のための仕事か問い直す、
ドイツでは「仕事の目的や意義」を定期的に問い直し、確認する習慣がある。
自分が行う仕事が誰のため、何のためにあるのかを意識することで、正しい方向性を見失わず、モチベーションを維持するのが狙い。

このプロジェクトは、会社の大きな目標にどう貢献するのか?
成功するとは具体的にどういう状態を指し、それに必要な要素は何か?
成功すると会社や関係者にどのようなポジティブな影響をもたらすのか?

日々の終わりには、
・今日の仕事で、最も誇りに思える成果は何か?
・今日学んだ新しい事は何か、それはどのように今後応用できるのか?

人間には「周囲から受け入れられたい」と言う社会的欲求が生理的について回りますから、肯定的な答えが返ってくれば、これで自分を満たすことができます。


p141
・「振り返りで自己評価をする質問」で成長につなげる
定期的に自分の仕事の成果を振り返り、個人やキャリアの成長にどのように寄与しているのかを評価する。


p142
・ドイツ人が毎日欠かさずに取る2種類のメモ。
「帰宅前メモ」と「出社直後メモ」
帰宅前に何をメモするかと言えば、翌日行うべきタスクのリストです。また翌日のスタートダッシュを助ける資料準備も欠かせません

出社直後、メモは、優先順位や順番を書く「朝の15分ロードマップ」です。
重要度と緊急度を考慮して、スケジュールに組み込む。


p151
・サーバントリーダーシップ
サーバントは直訳で「召使い」。
リーダーがチームメンバーの成長と発展を最優先に考えて彼らをサポートする“奉仕型”のリーダーシップ。


p155
・事実と感情の分離
突発的な事件が起こり、感情が先行している事を自覚したら、即座に深呼吸をして心を落ち着かせる。
まずは反応せず、事実に基づいて考える時間を設ける。

正しい意思決定を妨げる代表格が「怒り」です。
感情が昂ぶり、きつい言い方をしたくなったりしたら、「6秒ルール」の出番です。

事実に基づく分析や意思決定を行ない、公平性を確保し、選択肢を比較してそれぞれの長所と短所を評価して、実行してフィードバックを行なうこと。

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2025年09月30日

Posted by ブクログ

朝早くから仕事を始め、店じまいも早くすると言うドイツ人の働き方。
店の片付けや掃除に関して、しっかり入念にやる姿は、もしお店に入るならこういう店に入りたいなと感じさせる。
朝仕事に着くときに、新品のような状態で仕事が始められる気持ちにさせるのは、仕事に対するプロフェッショナル感を湧き立たせると思う。
日本人には武士道というものがあるが、整理整頓、清潔、清掃、躾など、本当に大切なことを自然に学んでいくと言う。ドイツ人の仕事のやり方は、子供の頃から使った道具は元にあったところにちゃんと戻すと言う習慣は、人を育てると言う事の大切な要素だと感じた。
ぜひ多くの人にこれは読んでもらいたい。

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2025年09月14日

Posted by ブクログ

良いことを書いてくれていると思いますが、自分で既に取り入れているところも多く、共感すれど目新しさは無いかな。
自分には当たり前になった働き方の原点に立ち返りたいと思った時に、この本を再読しようと思います。

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

ストック型の仕事の仕方へシフトを意識しました。
ムダな仕事と減らし、誰かに仕事を渡せるように整理(定型化)するというのは、
属人化したくない自分にとってはとても参考になる考え方でした。
プロジェクト単位やチーム単位でこれを実行しようとすると、衝突が起きそうなので時間が掛かりそうなので、
完壁を目指さず、80%の完成度で始めてみます。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

「自分ブランドを作り上げる」
この言葉が、この本を読んで一番心に響きました。

「あなたの強みは?」「何ができますか?」と聞かれて、社会人になった今でもハッキリとした回答ができるか…詰まってしまうと思う。

これからは、「私にしかできないこと」を意識して、日々の仕事や勉強に取り組んでいきたい。

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

心理的完全性から自由な発想が生まれる
貢献していることでモチベになる
問題は人では無くシステムにある

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2025年07月18日

Posted by ブクログ

個人的感想と解釈

整理整頓をする
→いつでも引き継ぎができる状態
→明日の自分を助けることができる

整理整頓をする
→やるべきことをふっ軽にやる
→すっきりする、小さなことでもやってないことが意外とストレスになっている

休日は思いっきり楽しむ
→楽しむからこそ切り替えがある
→仕事のために生きていなくて、仕事を含む人生のために生きている

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2025年07月12日

Posted by ブクログ

海外の人の働き方は日本人とは違うと聞いてはいたが、ここまで違うとは...。
ドイツ人の自分の時間だけでなく、家族の時間をちゃんと確保するためにきっちりやることはやる精神は見習いたいものですね。
上手く時間を使うことでこんなにも自分を成長させるための時間が作れるんだって思いました。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

本書に書かれているような考え方を実行することで働くことに対して前向きになり、もっと楽しく仕事ができるのではないかと思いました。
実行できそうなことはどんどん取り入れていこうかと思います。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

上手く体をリセットして仕事を効率的に行う方法が学べました。おかげで仕事とプライベートの両立ができております。

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

ホワイトワーカーほど取り入れやすい働き方が多い印象。
仕事へどう向き合うかの意識や、短時間で効率よく最大のパフォーマンスを出している方法が具体的でとても腑に落ちた。
早速、帰宅直前と出社直後のメモを試したところいい感じ。
しっくりくるものを選んで取り入れてみようと思えた。

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

ドイツ人がどんな働き方をして高い生産性を維持しているのか、実際に長くドイツで働く日本人の視点で描かれている。

正直、国としての教育システムや考え方が根本的に違うところはあり、うらやましいけど、日のまま取り入れたらヤバイな、ということもあった

ただ参考にできるマインドはあり、最近仕事がうまくいってる感じもない私にとっては良いフレーズや視点は取り入れていきたい。

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

勤勉だと思われているドイツだか、日本人の勤勉さとは違っていて労働生産性も高い。
特に4章ではその比較がしっかりとされていて特にチームマネジメントをやっている人には参考になる内容が書かれていたと思う。
定型業務を見つけてマニュアル化し自動化する。
課題に直面した時こそ場当たり的な対応ではなく本質的対応を進める。
I型、T型、V型人材の分類。
ガラバゴススキルとポータブルスキル。
などなど今日から考えていきたい内容が詰まっていた。

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

ドイツ人と日本人。似ているようで異なっていると主張している。日本人はフロー型で仕事を進め、その場をなんとか収めるように働く。一方ドイツ人はストック型で働き、無駄を極端に嫌う。そのため生産性が上がるという。
そんなドイツ人の口癖は「すべて整理されていますか?」。素敵なセリフ。物を置く位置を決め、使ったら戻し、物を増やさず捨てる。今の自分にしっくりくる価値観なのは間違いない。
仕事においても見える化し、会議で考え抜き、ベストな答えを出すまで時間をかける。
仕事や私生活が荒れていると感じた時に読みたい本である。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

まずこの本は作者が30年掛けて得た知識が1500円で買えるありがたさ!

ドイツ人は凄い!と思うと同時に私にもできることあるかも!と前向きにさせてくれた。

どうやるのかよりもどう考えているのか、捉え方を学べる。
くすっと笑える文章で書かれていたので、スラスラ読んでしまった。1時間あれば読み切れる。

中でも面白かった内容を紹介します。

トラブルをネガティブな出来事としてではなく、自身のスキルや対応能力を向上させる機会として、前向きに捉える
「面白くなってきやがったぜ!」「ほぅ、さうきたか」

大きなトラブルに見舞われたときは、一呼吸おいて「伝説残すぜ!」くらいの気概で取り組んでみてください。

海外らしさを感じると同時に、楽しく仕事が出来そうな予感にワクワクを感じました。

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

【目的】
効率の高い働き方を身に着ける
【まとめ(1P)】
ドイツと日本のいいとこ取りの働き方で生産性UP
【ポイント(What)】
・ドイツでは年初めに1年の休暇計画と個人的な目標を決める
・ISO9001の精神:是正措置、業務品質の向上、効率化、俗人化を防ぐ
・トラブルを個人のミスの尻拭いの時間にせず、システムの改善の機会と考える文化

【アウトプット(How)】
・トラブルを新しい学びの機会とポジティブに捉える
・ピアサポート(同じ悩みを持つ仲間)のグループを作り情報共有
・イノベーションと実験を推奨する文化の醸成

【その他】
・休暇はひねり出すものではなく、年初に決める

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2025年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

モノを置く場所を決めて、使ったら、元の場所に戻す
基本の徹底:探しものをする無駄な時間を削減
→集中力UpストレスDown
1年間のプロジェクトベースで自己管理:時系列別で整理
→身近にポモドーロ、5分はリセットの集中
心構え:同じミスを繰り返さない仕組み、根本原因へのアプローチ

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2025年07月23日

Posted by ブクログ

仕事が効率的で残業はしないというのがドイツ流。
素晴らしいことですし、自分も見習いたいと強く感じましたが、注意したいのは残業をしないことばかり意識し、仕事をしなくならないようにすること。

昨今の職場の雰囲気からは「残業をするなと言われるから仕事をしない」という空気が感じられます。自他ともに結果には厳しくする上で効率的に業務をこなせるような組織作りをしないといけないと改めて感じました。

◆きっかけ
・マネージャーの存在価値の確認
・業務効率化による自分の時間の確保

◆気になった点

・身の回りを整理する
ドイツ人に整理整頓は基本。日本人は一か月で約76分モノ探しをしている
⇒無駄な時間の削減。また机の上がキレイだと作業効率が上がる。

・改札がないドイツの交通機関
無銭乗車し放題ではないかと思ってしまうが、抜き打ちで係員のチェックが入ることで乗客に緊張感を持たせて無銭乗車を防いでいる
⇒過度な進捗管理は時間の無駄。抜き打ち程度の頻度で管理することで部下に緊張化をもってもらう。

・目標設定を丁寧にする
人生の目標設定。それをやることでどんな成果が得られるのかを考える
⇒これがなかなかできない。具体的な目標がなければ日々の充実感が得られない。

・サーバントリーダーシップ
サーバントとは「召使い」のこと。
⇒自分なりに考えた結果、部下の悩みの解決手段を提示して、実行は部下自身でやってもらう、ということで理解しておく。

・完璧ではなく8割を目指す
パレートの法則:ある特定の2割の要素が、全体の8割の成果を生み出している
⇒まずはラフに仕上げてイテレーション(反復)やPDCAの実行が必要。小さな実行と検証を繰り返して、段階的に完成させる。

・自発的KY人間になる
空気を読むことが、意思疎通の機能不全や決断の遅れにつながる。
⇒会議の場で「でもそれって…」と思う場面がある。これからは「とりあえず言ってみる」を心がけていく。

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

メリハリのある生活。心理的安全性のある空間。
目次だけで十分伝わってくる。

いいなぁ。
すぐに実践した、朝と昼時間。

ダラダラ残業、メリハリのない仕事漬けせいかつにならないよう、気をつけよう。

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2025年09月17日

Posted by ブクログ

残業が日本より少ないドイツが、なぜ日本よりもGDPが高いのか?と思い、本書を読んでみました。

ドイツでは、日本と異なり討論を重ねて意思決定を行うというのが衝撃でした。また、会議で意見を言わないのなら参加する意味がないというのも身に積まされる内容でした。

本書で勧められた内容は、多くが個人ベースでできることではなく明日からやってみようというのは難しいと感じました。一方、マインドとして気分転換を試す。問題の根本原因を究明するなどは実施できそうだなと感じました。

『チェックリストを増やしても問題は解決しない』

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

本書は日本・ドイツの2つの職場での勤務を経験した著書により、2国の働き方に対する価値観、取り組み方の違いについて述べ、日・独のハイブリッドワークスタイルとして日本に居ながらも取り入れられる働き方を示しています。

その中で、特に印象的だったこと、取り入れたいと思ったことを3点まとめます。

◎早起きして朝から働く
前提として、ドイツでは、家族や趣味への時間を重視している。
→その時間を確保するために、残業しないよう早起きして朝早くから働いている。
(早起きするために、カフェインを14時以降はとらないなどの方法がある)

◎ストック型の仕事をする
フロー型(その場の状況をなんとかする仕事)ではなく、ストック型(こなした仕事が資産となり、後々も活用が可能な仕事)で取り組む。

◎会議への参加の仕方
発言しない会議には出ないこと、参加した際には議事録のテンプレを事前に作成しておき、会議中に仕上げる。



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2025年10月26日

Posted by ブクログ

文化的な背景については、なるほどという部分も多く勉強になりました。
一方、仕事の進め方については、最近転職されてきた上司の考え方に非常に近く、ものすごく新しいものではないものの、納得して読み進められました。
私の会社自体はJTC。なかなかすぐには全体の考え方が変わりませんが、昨今の転職市場活性化に伴い、効率的な考え方はじわじわ浸透し始めています。

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

ドイツの仕事観や教育制度を知ると「効率と長期的視点」が徹底していることに驚く。残業せずに成果を出す工夫や、子どものうちから進路を考える仕組みは、日本との大きな違い。トラブルを「誰が悪いか」ではなく「なぜ起きたか」で考える姿勢も参考になり、自分の働き方や思考のクセを見直すきっかけになりそう。

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2025年08月21日

Posted by ブクログ

・パーキンソンの法則は逆に使いなさい

ドイツ人のすごい働き方のポイントは、

1、ジョブ型で職務範囲が明文化されてて「それは自分の仕事じゃない」と言えること。
2、整理整頓を幼い時から徹底的に叩き込まれているので探し物に時間がかからないこと

ここら。ドイツでは職場の挨拶が「すべて整理されていますか?」らしく、本場で働かないと分からない話は面白かった。

とは言え、本書を読んで1番面白かったのは、パーキンソンの法則の逆ハックの話

>>>

「パーキンソンの法則」をご存じでしょうか?  

これは、英国の歴史・政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱したもので、その第一法則は、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」というものです。「利用可能な資源は、あるだけ使ってしまうもの」という人間の本質を言い当てています。  

しかし、逆説的に考えれば「完成のための時間を限定すれば、仕事の量はその中に収束する」と言い換えられます。  

仕事とプライベートとの間に明確な境界線を引き、1日の労働時間を限定することで高い生産性を発揮しているドイツ人は、この逆説を身をもって証明しています。

>>>

ドイツかどうかは全然関係ない著者の考え方なんだけど、コレが1番膝を打った。

自分は時間制限内で仕事するのが苦手なんだけど、その方が仕事がうまく進むのも最近わかってきて、なんでかな〜と思ってた問いの答えを貰えた。

時間を制限すればパーキンソンの法則が働き、仕事を計画時間内に終わらせれるようになる。まあ現実はそんなにうまくいかないけど、パーキンソンの法則の逆用とも言えるすごい働き方だ。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

 ドイツ人というか、ドイツ社会における働き方、参考になりました。広いスペースで自由に思考というのは素晴らしいと思います。実現できないのは残念ですが…。ドイツ人の皆様は、効率性や整理整頓が身についているのだと感じました。
 「人生の半分は整理整頓」というドイツ人の生き方の基本原則は、ぜひ見習いたいと思います。また、仕事のやり方の一つとして、帰宅前メモをつくり、出社直後に重要度と緊急度を考慮してスケジュールを組んでいくという方法は、非常に合理的で真似していきたいです。
 同じ時間をかけて、よりムダなく、より無理なく多くの成果を出す方法→労働生産性をいかに上げるかについて、書かれたものでありました。さくっと読めて、面白く感じました。取り入れられるところは取り入れていきたいと考えます。

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2025年08月06日

Posted by ブクログ

この本を読んで、早く出社して早く帰る生活をはじめた。午前中に自分の業務をしっかり進められるのは心の余裕につながってよい◎明るいうちに家に帰るちょっとした背徳感もよい◎
後半のマネジメントの話はあまり惹かれなかった。

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2025年08月05日

Posted by ブクログ

ドイツ人の働き方というか、普通の日本人でもやっているような働き方のように思える。
社会的にそのような働き方を許容する雰囲気があるかどうかが全てのように感じる。仕事は人並みにこなし、休みは豪快に取る。休んでいる間は一切仕事を持ち込まない。日本もこのような働き方を推進すべく制度面での手当から始めるべきかなと感じた。

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2025年07月13日

Posted by ブクログ

・感想
西村栄基さんは、ドイツ在住17年、欧州ビジネスを30年にわたって経験したキャリアを持ち、本書では「ドイツ式の働き方」を通じて、生産性と休息のバランスについて具体的に紹介しています 。

特に印象に残ったポイントは、ドイツ人が有給や週休、祝日を含め年間約140日休む一方で、日本より約1.5倍高い労働生産性を実現しているという事実です 。これは休むことと成果を出すことが両立できるという、逆説的でありながら明確な成功モデルだと感じました。

私が共感したのは、以下のようなドイツ式具体技術:
•時間制限のある集中作業(25分集中+5分休憩ポモドーロ・テクニック)で効率を最大化 。
•文書化とバックアップ体制による業務の透明化で、誰かが休んでも業務が滞らない仕組み 。
•会議の準備・メール対応の効率化で無駄時間を削減するコミュニケーションルール ()。

このような取り組みは、単なる効率化ではなく、働きやすい仕組みづくりとして職場文化を変革するヒントに満ちています。個人でもマネジメント層でも取り入れやすい点も、魅力でした。

・Todo

1.ポモドーロ・テクニックを導入する
•25分集中→5分休憩のタイマーセットでメリハリある仕事スタイルを実践。
2.業務のマニュアル化と見える化
•日常タスクを書き出し、重要度・緊急度・属人度で分類し、バックアッププランを策定 。
3.会議運営を効率化する
•事前アジェンダ共有、時間厳守、結果の共有でダラダラ会議を廃止 ()。
4.メールの書き方を効率化する
•件名を要点にし、本文は簡潔に。必要に応じて箇条書きで伝達力をUP 。
5.有給や長期休暇を計画的に取得する
•可能であれば3週間以上の連続休暇も視野に。仕事のリフレッシュと創造力向上に使う ()。
6.ミスから学ぶ文化を構築する
•チェックリスト頼みではなく、「なぜ?」を問い根本対策を講じる体制作り 。
7.ドイツ式ハイブリッドモデルを検討する
•日本式とドイツ式の良い点を取り入れた、自分やチームに合った働き方スタイルを設計する ()。

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

外国の会社での働き方は、新鮮で面白いとおもった。以下、自分が特に面白いと思った点。

- 午前中は作業ではなく創造性の高い仕事をする、ミーティングも入れない
- ランチ後は散歩して脳をリフレッシュさせる
- 一年の初めに休暇計画と目標を決める
- 普段は散歩、昼寝、モニターからの離脱でリフレッシュ、定期的に仕事から完全に離れる休日を作ってリフレッシュ
- メモは手書きで青ボールペンで書くとストレスを軽減し集中力を高める
- 意思決定の前に、まず論理と感情を切り分ける作業をする。
- ファクトベースの意思決定でなされた決断には、メンバーも納得してついてくる。
- ドイツの企業では、問題発生時に個人を責めることなく、システムやプロセスの改善に焦点を当てる傾向にあります。
- 空気は読めるが、あえて読まない選択をできる人材こそ、日独最強のハイブリッド。

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

ドイツ人の働き方というよりは、できるビジネスパーソンの働き方であると思った。本書に書かれている8割程の仕事術はもうすでに実践している。
私も自分個人で人材としての市場価値を持つ専門性のあるビジネスパーソンになりたいと思った。自分の専門分野をベースに、他分野にわたる幅広い知識を併せ持ったT型人材を目指そうと思う。
最後の、「空気は読めるが、あえて読まない選択をできる人材こそ、日独最強のハイブリッド。」というのが特に印象に残った。

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2025年09月01日

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