【感想・ネタバレ】わたしたちが光の速さで進めないならのレビュー

あらすじ

廃止予定の宇宙停留所には家族の星へ帰るため長年出航を待つ老婆がいた……少数者に寄り添う心温まる未来を描く短篇集、文庫化!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

切なさ溢れる素晴らしい作品でした。人間がどこかに忘れてきてしまったものが、繊細に描かれていて虜になった。「巡礼者たち〜」の語り口がとても好き。

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

7篇のSF短編集
韓国の作家さんを初めて読んだ
スペクトラムが1番好きだった
じわじわと心があったかくなるし寂しくなる
言語もなにも理解できないところから、少しずつ相手のことを知ろうとする
ルイが死ぬと次のルイがまた世話をしてくれる
記憶を受け継いでいく中で、守り続けようという意思が、途切れることなく続いていくのが素敵だった
相手のみている世界を、同じようにみることはできないけど、おもい続けていれば、わずかながらに想像できる日がくる

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2026年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

7作品のSF短編集。
どの話も美しく繊細な響きがあって、どこか懐かしく切ない。未来で色んな技術が進歩していても、そこで生きているのは同じような感情を持った人間であるというのが想像できてよかった。完璧にはなれないが故の過ちやエゴだってたくさんある。
『スペクトラム』が特に好みだった。宇宙において、異なる文化を持つ知的生命体同士が出会ったらどんなことが起きるかという物語のパターンとしては、最も優しくあたたかいものに分類されると思う。みんなが同じ考えを持っているとは限らない。分からないなりにお互いを思い合う個体がそれぞれにいてもいい。似通った星ではあっても、地球人の能力や感覚が通じない文化がある描写がとても面白かった。
『共生仮説』も面白かった。我々が人間(地球人)の特徴だと思っている情緒や倫理観や社会性が、「彼ら」によって幼少期に教えられているとしたら。教えられなければ学べないと思うので、ありえない話ではないと思った。

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2026年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

SFの短編集で設定もライトで読みやすかった。
何よりSFでありながらも、誰かを待つ、誰かの過去を知ろうとする主人公達の探究心がとても面白かった。特にスペクトラムと館内紛失の話が優しくて私は好きだった。

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『この世界からは出ていくけれど』に次いで著者を読んだのは2冊目かな。
この本がデビュー作なので、順番としては逆転してしまったけど、テーマを考えると『この世界からは出ていくけれど』から読むのもそんなに間違ってなかったのかな、とか思ったり。

『この世界からは出ていくけれど』は、他者との間にあるどうしようもない断絶を(どちらかと言えば)悲劇的に書かれていることが多かった印象。
対して『わたしたちが光の速さで進めないなら』は、この理解できない他者がそれでも「愛すべき誰か」であった、という部分に善性が感じられて非常に良い。
時が変わっても場所が変わっても、何かを愛する人間性というものは共通しているはず……というささやかな信念が感じられてほっこりしました。

たまにはこんな光のSFもいいですね。カシワイ氏のカバーデザインも相まって良質な一冊でした。

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2026年04月02日

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