あらすじ
容疑者は、 天久鷹央!?
天才医師、絶体絶命の窮地。
長野県の山奥に聳え立つ洋館、 九頭龍邸に招かれた天久鷹央。
そこで彼女を待っていたのは、計算機工学の天才、九頭龍零心朗からの「最後の依頼」だった。
だが、捜査を開始し間もなく、とある 「殺人」が起き、事態は混迷を極めていく。
浮かび上がる容疑者たちと、連鎖する事件。
そして最後に嫌疑がかかったのは、まさかの…?
現役医師が描く本格医療ミステリー、書き下ろし長編!
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Posted by ブクログ
今回の事件を通して、『愛』というものについて考えた。
『愛』は時に人を癒し救うものになるが、一方
人を狂わせ蝕んでいく毒にもなりうるそう思った。
今回、鷹央の元パートナーの燐火が出てきた。小鳥遊が「何故自分では駄目だったのに鷹央のそばにいられるのか」という問いに対して、「天才として特別扱いするのではなく、一人の人間として見ている。互いを補完し合いながら成長していく友人である。」と答えた際は、この2人の分かりにくくも確かに存在する絆を感じた。
Posted by ブクログ
登場人物からおおよそ犯人の目星はつくものの、単なる賑やかしと思っていた面々が犯人で第2章で簡単に解決。この後、どのように展開するかと思いきやまさかの鷹央意外犯人になり得ない状況で殺人事件が発生する。
今回は犯人当てというよりは殺害方法と動機が焦点。医療知識がないので予想できるわけないのだが、見事な展開ですっかり、しっかりと納得。
鷹央が自分が容疑者にも関わらず冷静に状況を整理して行動している所が何とも頼もしかった。
ただ鷹央の頭脳であれば最初に利尿剤の処方を聞いた時に疑問に感じ、最後の犯罪は防げた気もする。
Posted by ブクログ
鷹央の元カレ?九頭龍憐火。プログラミングの天才として鷹央も学んだ恩師・九頭龍零心朗。
脳死の状態である零心朗の屋敷に招かれた3人組は全員がアリバイがある状態で零心朗の脚が滅多刺しにされてる所に出くわす。零心朗の脇には医療ロボットがいた。まさか、医療ロボットが犯人か…
オリエンタル急行を伏線に出したりしてひとつ目の事件を楽しませてくれる。零心朗が『閉じ込め症候群』なるものとは。二つ目は倒叙的な感じだったので、ハウダニットを楽しむ形。憐火の歪んだ愛がいいですね!
Posted by ブクログ
天久鷹央シリーズ第17弾。脳の橋部による閉じ込め症候群は一般的に目の開け閉めと眼球の上下運動は傷害されない。そのため目の動きで意思疎通を図る。重症筋無力症は初期症状として眼瞼下垂が起こることが多い。禁忌薬は抗コリン薬。そもそも全身麻痺している状態で尿道カテーテルを入れてる患者が頻尿の薬を飲むわけがないということは素人でも気づくべきだった。鷹央の学生時代つきあったことがある天才が考えた殺人事件だった。独占欲が強く他人を所有物として扱い籠の鳥にするため策を練った話だった。狂気だ。
Posted by ブクログ
鷹央先生の元カノ登場回。事件は凄惨で悲しくても、鷹央先生がどんどん人間らしく成長してて毎回ほっこりできます。鷹央先生のとなりに小鳥遊先生がいてくれることは救いだね。天才だからって一線を引いたり特別扱いしないことは意外と難しい。友人と明言してくれたことはうれしかっただろうなあ。今回はクローズドミステリ感強かったな。医療知識がないと解決できない事件というのがこの小説のミソだなと改めて思う。
Posted by ブクログ
最初、病院から離れすぎてて普通のミステリーやん…てなったけど、やっぱりさすが、がっつり医療ミステリーだった。
そして鷹央先生からの信頼がしっかりわかった巻だった。
読み終わって「猛毒のプリズン」て見ると、あぁ…てなるね。
Posted by ブクログ
天久鷹央シリーズ。
山奥の洋館に招かれた鷹央たち。館主の妻は、鷹央の元カノで、夫である館主を殺害しようとした犯人を見つけるよう依頼。
犯人あては難しくないが、トリックはお手上げ。知識がないから、伏線を拾って「~らしい」と推測するのみ。
お酒の飲み方
高いワインはディキャンターでディキャンテージュしてゆるゆる飲むものだし、
開口健さんの記述が詳しい。ピーター卿の従者のバンターさんに怒られちゃう。
ただし、シャンパンは別、冷やしたのをそれ用の処理されたグラスで飲みます。
炭酸が抜けたりぬるくなる前に、速やかにです。
そーゆーふうに記述すると、わかっているなあと感じられるのですがすこうし残念。
高級ブランディに氷ぶち込むのも随分乱暴な気がしました。
やっすいハイボール飲むみたいなグラスでぐーびんグーびん飲んでるんのでしょうか。
トリックは相変わらずお見事ですが、結局、遺産はどこに行ったのかについて
説明がないのが少し残念ですね。
以下蛇足ですが、
ピーター卿はドロシーおばさんの作品ですが、ロマネコンティとキャンティを横並べで比べるとか、
随分乱暴なことしてます。セカンドレベルでも100倍以上のお値段がつきうるのに。
ディキャンテージュが必須のものと、栓抜いてお気軽に楽しむものを横並びにしちゃうんですか、
みたいな話です。
自称ワイン通が保管庫にはこだわっても、ディキャンターも使わねえでパカスカ飲んでいるのとかもいますが、
文化の程度の違いとでも言いましょうかな気がします。
個人的にはワインは安酒に限る、何よりめんどくさくなくていい。おあと財布に優しい。
お好みで。