【感想・ネタバレ】王朝序曲 下 誰か言う「千家花ならぬはなし」と――藤原冬嗣の生涯のレビュー

あらすじ

60の齢に達し、病床の身にあった桓武帝は安殿に譲位した。平城帝が誕生し、ひとつの時代が終わりを告げた。桓武から平城、そして嵯峨へ……。権力と愛欲の葛藤が繰り返され、平和はやってくるのか? 野望と挫折、長編歴史大河小説の名作。解説・末國善己。

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Posted by ブクログ

素晴らしかった。永井さんの深い史実研究をベースにしながらも、物語として読みやすく仕立てられ、この世代の作家さんたちのレベルの高さを改めて感じさせられました。文字ずらだけで認識している薬子の変や、以後、重要な役職としてたびたび出てくる蔵人頭が、このような経緯や内容であったとは、教科書では理解の及ばない知ってるつもりであったと感じ入ります。光る君へを契機に復刊されたようですが、このような作品はぜひ後世に読み継がれて欲しいと思います。
2025-017

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2025年04月04日

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