あらすじ
「お別れをしたいと思ってまいりましたの――今までの私に」――周囲から悪女と噂されながらも、第二王子の婚約者として誠実に務めてきた侯爵令嬢のアウレリア。しかしある日、乗っていた馬車が転落し、世間では亡き者とされてしまう。この一件に婚約者や異母妹が関わっていることを知ったアウレリアは、あらゆる策を講じて彼らを破滅へと追い詰めていき…。「悪女? 今の私にとって最大の誉め言葉ですわ!」疎まれた令嬢が悪女として舞い戻る、華麗なる大逆転劇が幕を開ける!
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ネタバレじゃなかった…!
購入前にレビューを見て、自分のお葬式に登場する、だなんてネタバレっぽいのに伏せなくていいの?と思っていたら全くそんな心配ありませんでした。むしろそれがプロローグ。
シリーズは何冊か購入しましたが、このお話が一番爽快感があって好きです。なんというか、見たか!あいつらにやってやったぜ!感がありました(語彙力)
そんな行動派の女性が好きな方にオススメします。
うむ。
この方の書かれる『ざまぁ』は、本当に後味が良い。
『爽やかな、ザマァ』て、自分で書いてても
理由の判らん言葉だが、そんな感じ。好き♪^_^
匿名
このざまぁ、ゆっくり時間をかけて
作戦を練ってスッキリする。
周りには優しくない人ばかり。
殺されかけたんだからもう遠慮なしよね。
その後のお話をも少し読みたかったです。
自分の葬儀にその本人が現れる…恐怖っ!
少々悪趣味ではあるが、“悪女”にとっては最高の舞台。
そこからがらりと変わる風向きが秀逸。
ヒーローとも恋愛感情だけじゃなく、共犯めいた関係性なのも非常に良き。
最終的な断罪内容も妥当。モヤモヤも残らず、すっきりとした読後感。
情報って武器ですね
積極的に復讐しにいく主人公のスカッとするザマァです。情報を武器にした心理戦は、女性ならではでお見事。人の心を踏みにじっておいて、自分は尊重されるなんて思うなってやつです。悪女と言っても、それは都合の悪い人から見た場合なだけ。ただ、復讐相手のうち、主人公の継母は途中からどこへ行ったのでしょう…?
壮大なザマア。
亡き者にしたと思った人が、生きて、自分の葬儀に現れる。って、ビックリよね〜。
こういうザマアのお話し、大好物‼️
継母や異母妹から邪魔者扱いされ実父から愛情を受けたこともないだけでなく、使用人からも蔑まれた侯爵令嬢アウレリア。
賢く冷静で努力を怠らず続けたおかげで完璧なまでの淑女に成長し、第二王子フィリオスの婚約者になるも、この王子誰の目から見ても無能。
息子フィリオスの行く末を心配した王妃(国王の再婚相手)が、息子を支えさせるためだけに選ばれたものだった。
婚約者として共に歩むための努力はするが、いつ婚約を解消されてもいいように自立する準備も始めるアウレリア。
そんな彼女に隣国の王太子エルドリックが興味を持ち・・・。
よくあるパターンの話ではあるが、アウレリアのありすぎるほどの行動力に、実は陰で先回りして手を貸しながら見守るスタイルを貫くエルドリック。
どんな問題が起ころうとも、この二人なら笑い合い乗り越えられるんだろうなと思う。
納得は出来るが手緩く感じる
冒頭のシーン
謀殺されかけた不遇令嬢が、自身の葬儀の場に現れる鮮烈さが印象的ですが
命を狙われた割に、報復は少々手緩い感じがしてしまいます。
元婚約者の王子の馬鹿さ加減は、「公衆の面前で婚約破棄」するようなほど突き抜けていないものの、葬儀の場で婚約発表するという
なかなか納得の馬鹿さ。
異母妹はテンプレ。
一方ヒロイン、1○歳で商会立ち上げて、実は今では個人資産で大金持ち。(国内経済に大打撃を与えられる程度には)
有能過ぎる割に、よく今まで我慢したな。
父親は浮気相手だった平民を後妻に迎えるテンプレのクソ、継母はヒステリックなだけの空気。
全体的にはシリアスですが、緊迫感あるシーンに乏しく、クライマックスかと思われた葬儀シーンは「実は生きてましたのよオホホ」で解散の肩透かし。どうも盛り上がりに欠ける。
一方で、ヒロインの足固めや相手からの言質の取り方、馬鹿王子を馬鹿に育てた環境など
筋立ての理屈部分は相応に整っており
悪くはないが、印象的でもない作品。