【感想・ネタバレ】烏羽色のふたりシリーズ3 ふたりのカラスのレビュー

あらすじ

【櫻いいよ初の本格ファンタジー小説シリーズ、堂々完結】運命なんかに、身を任せたりしない。 【あらすじ】学校からの帰り道で川に落ちたことをきっかけに、人間とは異なる見た目の“じゃない者”と、いわゆる人間“ひと”が共存する不思議な世界に迷い込んだ、中学1年生の双子の姉弟。姉の冥(めい)は比較的豊かな国・ダルデールで目を覚ますが、「言い伝えにある、この国を滅ぼすカラスだ」と考えられ命を狙われる身になってしまう。一方、弟の涅(くり)は貧しい隣国・ノーパーヴァで目覚め、「国を救うカラス」として王族に保護されていた。弟の行方を探し続けていた冥は、ようやく涅がノーパーヴァにいることを突き止めるが……。 【目次】●0:はじまらなければ、おわらない ●1:滅びと救いのカラスの意味 ●2:ふたりのカラスとふたつの国 ●3:それでも、立ち続けるカラス ●4:だから、世界をかえるカラス ●5:滅びのカラスと救国のカラス ●0:おわったあとに、またはじまる

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Posted by ブクログ

そうか、こういう結末なのか。

いったいどうやって終わらせるのだろうとワクワクしていた世界が、想像とは違う終わりを迎えていた。

でもとても「らしい」唯一無二のエンディングだった。

ネタバレになるから言えないけれど、
そうね、君はそう選択するよね。
でもやっぱり君はそっちを選ぶよね。
うんうん、で、君は……あ、そういうこと!

となりまして(落ち着け


冥と涅が選んだ答えは厳しいものではあったけれど綺麗で美しいものじゃないからこそ我が友人が書いた最高の結末だな、としみじみ思うなど。

傷を自慢に思える「メイ」ならば、きっと明日も明後日もいい日にできるだろうし、彼女はひとりじゃないから、彼もきっと安心できるんだろうな。

なんだか児童書の方がよっぽど自由で大人な世界が広がっているなぁ。

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2025年09月27日

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