あらすじ
伯爵令嬢のリシェルは『星の花嫁《フィオーレ》』という精霊の力を授けられた証をもって生まれ、『星《ステラ》』と呼ばれる同様に精霊の力を授けられたレオーネの婚約者として育てられた。しかし、亡き母の後妻として現れた義母と義妹であるソフィアの策略により、『星の花嫁』の立場も家督も奪われてしまう……。
家を追われたリシェルは王家の文官として働くつもりが手違いで騎士団へ配属され、なんと上司になったのは留学から戻ったばかりの婚約者レオーネだった!
正体がバレないためにソフィアになりすますリシェルだが、なぜかレオーネは迫ってきて……!?
感情タグBEST3
匿名
虐げられて婚約者を奪われる話はよくありますが、これは単なる人が決めた婚約者というものではなく、世界の決め事を破ってしまうお話なのですね。
偽りがどのような災いをもたらすのか?
リシェル
リシェルはクローデッド伯爵家の令嬢ですが、母は弟のエリオを産んだあとに亡くなってしまいました。父は後妻を迎えましたが、後妻と連れ子のソフィアが彼女を虐めてきました。ある日、イルデブラン家のレオーネがクローデッド家を訪問するという先ぶれが来ました。本来レオーネと結婚するのはリシェルのはずですが、ソフィアがリシェルと偽って結婚する気のようです。レオーネが伯爵家にいる間どこかに行っていろと命じられた彼女は街に出かけました。そこで魔物に遭遇しましたが、危ないところで男性が現れて助けてくれました。彼女はその男性がレオーネに見えたようです。