あらすじ
真田広之×ハリウッド
ディスニープラスにて独占配信中の
大ヒット戦国スペクタクル・ドラマ原作本!
(全4巻)
時は慶長5年、関ヶ原合戦前夜。
まり子、ブラックソーンの行き着く先、そして隠された虎長の真意とは──
世界が熱狂した戦国サーガ、堂々完結。
急転直下、石堂方への降伏を表明した虎長は、困惑する家臣をよそに沈黙を保っている。一方、まり子と安針はそれぞれの思いを抱えつつ大坂へ向かっていた……東と西、カトリックとプロテスタント、男と女──彼らの思惑が交差するとき、運命は誰に微笑むのか。「青い目」を通して描かれる一大スペクタクル、堂々完結。(解説・堺三保)
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Posted by ブクログ
フィクションで架空の人物の名前を使っていますが、徳川家康vs石田三成の構図はわかりやすく、読み進めるうちに、戦国日本という異文化の渦の中へ自分まで放り込まれたような感覚になりました。
外国人の安針の視点で物語が進むため、戸惑いと驚きがそのまま読者の視線となり、礼や忠義が命を左右する世界の緊張感がじわじわと伝わってきました。
虎長の静かな胆力も実に魅力的で、力よりも“間”で制する怖さに唸らされました。
一方で、西洋的な視点ゆえの誇張や、人物造形の分かりやすさが気になる場面もあり、もう少し湿度のある感情を見たくなる瞬間もあります。
それでも、文化の衝突を通して「正しさ」とは何かを問い直されます。
異文化の摩擦をエンタメに落とし込みながら、「忠義」や「武士道」を他人事にさせない厚みがあって、読み終えると自分の“当たり前”が少しズレたまま残りました。