【感想・ネタバレ】母の待つ里(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

40年ぶりに帰るふるさとで待っていたのは、初めて会う〈母〉だった――。大企業の社長として孤独を抱える松永徹。退職と同時に妻から離婚された室田精一。親を看取ったばかりのベテラン女医・古賀夏生。人生に疲れた三人が選んだのは「里帰り」だった。囲炉裏端に並ぶ手料理や不思議な昔話。母と過ごす時間が三人を少しずつ変えていく……すべての人に贈る感涙の物語。ふるさとを、あなたへ。(解説・赤坂憲雄)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

浅田次郎さんの心情表現が、とても好きです。
都会の孤独と、過疎地域の孤独が、カード会社による民泊を通して、温かなヒューマンドラマとして描かれていて、とても感動しました。結婚したくないと思う事もあるけど、還暦手前の孤独はつらい...原作を読んで、特に考えさせられたのは、医師の娘が、母の延命治療を止める時、自らが最期を迎える時は、延命治療をするかしないかの、決断をする家族がいないこと...出来れば老後も、温かな愛情に包まれて、生きていきたい。色々と深く考えさせられました。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作中のユナイテッド・ホームタウン・サービスの利用者とは似たような年齢で、同じように母を亡くしている身として作品に入り込んで読んだ(利用は考えていない)
テレビドラマで視聴して本書を借りた、上手い観想などいえないがコノ世界に首までつかり堪能したい

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマをちょっと見て気になったから読んでみた。最後の終わり方、母の人生についてはドラマの方がわかりやすかった。私にはふるさとはあるのだろうか、と考えさせられる1冊だった。

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

良い。
ドラマはよく出来てたと思う。キャストが素晴らしかった。読んでると思い浮かぶ。
作者は、独特の哀愁の様な人間描写が素晴らしい。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東京から3時間、東北の寒村・相川村にある「故郷」。毎年35万円の会費を払うクレジットカードの特典で、1泊50万円で田舎に住む年老いた「母親」との時間を体験できる。「懐旧すらも許さぬ喪失の連続が都会生活の正体にちがいない」という生活に疲れた男女3人は相川村での時間で、今後の人生を再び見直そうとしている
2020年3月から2021年2月にかけて小説新潮に掲載。ちょうどコロナで外出が制限された時期で、遠く会えない肉親を想って読み終えた人たちも多かったことだろう。

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2025年05月01日

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