【感想・ネタバレ】古本食堂 新装開店のレビュー

あらすじ

さみしい時もうれしい時も本はいつだって、寄りそってくれる。大ロングセラー『古本食堂』が満を持して、新装開店。美味しいごはんとあなたの物語がここに!珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。親戚の美希喜(20代)が右腕だ。作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、いろいろなお客さんがやって来る。てんぷら、うなぎ、カレー……神保町の美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

美希喜の希望で、「鷹島古書店」はリフォームして、コーヒーが飲めるスペースを作ることに。美希喜は神田という街で古書店を営む道を探り始める。美希喜をめぐる人たちとの交流で、「鷹島古書店」がどう生まれ変わっていくのか。
慈郎さんの過去のエピソードで、慈郎さんの人生も明らかになる。
最後は、年老いたらどうしたいのかという話になるが、珊瑚さん、辻堂社長、東山さんの今後が垣間見得て安心する。急死してしまった慈郎さんだけが、こうした未来を考える時間が与えられていなかったのだな、と思う。
まだ続編、出てもいいような余韻があちこちに感じられる。

0
2026年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

良きでした。
色々決着つくかなーと思ったけど、それはそのうちって感じで良かった
叔母の方は一歩前進しそうだけど、姪の方は恋愛はまだまだになりそう。
改築する時にカビが生えてるとかリアルだし、兄視点も見れて良かったなあ……

0
2026年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 古本食堂第二巻!今回は、「変化」をイメージさせるような描写が多かった。
 店の小さな営業形態の変化から始まり、周りも新たなる人間関係ができたり、新しいことに挑戦しようとしたり失敗したり、引退して別の場所に住もうとしたり、店がしまったり営業形態が変わったりして入れなくなったりと目まぐるしく変わっていく。神保町全体が変わりゆくのだ。寂寞や新たなる世界への高鳴りを感じさせる描写が多いがとくにグッときたのは、親の変化を描く部分。認知症のはじまった母が過去の思い出を思い出してくれるシーンには、懐かしさと悲しさとが同居して涙してしまう。
 さらに物語最終盤では主人公珊瑚が北海道に帰ってしまう!そしてそこでの生活を再び楽しむことで、いつか自分がそこに帰ってしまうこと、今いる東京を捨てていってしまうことを宣言するのである!これには驚いた!一巻のころ、北海道の生活や恋人や友人達を珊瑚さんが楽しんでいたのも事実であり、東京に馴染むにつれてそれを忘れていってしまうのではないのかと少し不安になったのを覚えている。
 大きな人生における変化は新しい世界へと足を踏み入れることだ。だがそれは古い世界を捨てていくと言うこと、それが楽しい日々であったからばなおさら、その未練や思いは断ち切れるようなものではない。故に珊瑚さんは帰ってしまうのだし、故に美希喜の今書店員として楽しみ変化しつつある日々はいつか決定的に変わってしまう。今ある楽しい時間は終わってしまう、そんな終わりを予感させる、だがその終わりはまだ遠く、向き合う時間がある。そんな感じの終わり方であった。制限時間のついた日々がどんなものになるのかは三巻以降で見れるだろうか…?
 また別の見所としてカメラが主人公の兄慈郎に移り、その視点になるところも面白かった。完璧超人に見えた慈郎の俗的な一面を持ち、宝くじをぼんやり望んだりお金に悩んだりと同じような悩みを持っていて変化を恐るような期待するような部分があったのである。只人である以上不可能だが、完璧に見える誰かも自分たちと同じような俗っぽさがあり、あるいは俗っぽい自分たちも誰かに完璧に見られているやも……という人間の多様な視点と主観による無限の広がりを感じさせる。いつも自分勝手な。他には奏人のそっけない優しさや、同じ本を読んでも人生の時期によっては別の意味や内容を見つけられという更級日記のパートも共感できグッドポイント!

0
2025年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久々の世界観に戻ってこられて嬉しかったです。
今回もご飯が美味しそうでしたし、皆様元気そうでホッとしました。奏人くん働いてくれるのかなぁ。いいなぁ。あと建文さん、ファイアーしないでバリバリ働いてますねぇ。美希喜ちゃんとも仲良しで微笑ましい。
お兄ちゃんのお話もたくさん出てきて、センチメンタルかつ幸せな気持ちになりました。
続き、読みたいなぁ。
とりあえずおうどん美味しそうすぎたので買いに行ってきます。

0
2026年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

嫌な人物が出てこなくて、適度に現実的で、それでも大人の童話というか希望がある原田ひ香さんの物語は安心して読める。
作中の本も読みたくなった。

それにしても、ラストは読めるものの、経済的にも精神的にも生活も自立していないと選べない選択。これは現実。

『掌の小説』川端 康成
122編の短編
『ちいさいモモちゃん』『モモちゃんとプー』『モモちゃんとアカネちゃん』
松谷みよ子

0
2026年01月01日

「小説」ランキング