【感想・ネタバレ】10倍成長 2倍より10倍が簡単だのレビュー

あらすじ

世界クラスの起業家たちが実践する
より「少ない努力」で「大きな成果」を得る戦略。

3万人超にトレーニングを提供。革新的な視点を学び、
大勢が10倍成長を実現した教えがついに書籍化!

◾️神田昌典氏・推薦!
「すべての世代の仕事と人生の質を変える革命的な書。

世界的ベストセラー『7つの習慣』に
AIが加速する今、もうひとつ習慣を加えるとしたら、
それは、この『10倍成長』の習慣である。

10代の読者であれば、10倍の希望に生きるきっかけになり
20代の読者であれば、10倍の機会に挑むきっかけになり
30代の読者であれば、10倍の実績を創るきっかけになり
40代の読者であれば、10倍の豊かさを得るきっかけになり
50代の読者であれば、10倍の時間を楽しむきっかけになり、そして
60代以上の読者であれば、10倍の意欲と愛に溢れるきっかけになる。

なぜうまくいくのか、何が必要なのか、どう行動すべきなのか、
そのすべてが詰まっている完璧な本だ」

◾️2倍より10倍は、ずっとシンプルで簡単だ!
ビジネスの世界では、常に「成長」を求められます。

例えば、2倍の努力によって2倍の成果を出す。
しかし、それは疲弊するし、気持ちが萎えます。

その前提に立つと、10倍成長するためには10倍の努力が必要だと思い、
「10倍成長できる」という考え方には戸惑いを覚えることでしょう。

しかし、10倍は「より多く」ではなく「より少なく」という考えです。
焦点を絞り込んで、シンプルに考え、余計なものは取り除く……
それによって10倍成長を可能にしていくのです。

◾️「10X」の第一人者が教える異次元成長のマインドセット
ダン・サリヴァンは、起業家育成の第一人者である世界有数のコーチ。
彼は2倍成長よりも、10倍を達成する方が飛躍的に簡単であることを教えています。
彼の革新的な視点を学んだ起業家は、大きな自由を手に入れて、
10倍成長を実現しています。

10倍は〝人生を変容させる手段〟です。
著者が定義する最も重要な「4つの自由(時間・お金・人間関係・人生の目的)」を
質的にも量的にも向上させることで、古い自分を脱ぎ捨て、
「力強い正真正銘の真の自分」に迫ることができるのです。

【本書を読むことで得られるメリット】
・自分の唯一無二の能力に気づき、成長させる考え方がわかる。
・捨てるべきものが見え、人生が楽にシンプルになる。
・過去の飛躍を再認識し、評価できるようになる。
・自由時間を手に入れ、十分な休養をとりつつ仕事に打ち込む、人生最高の経験ができる。
・リーダーとして、メンバーが自己管理し、大きく成長する体制を整えられる。

【こんな方におすすめ】
・自らの個性を活かし、独自の成長を実現したいと思っている。
・異次元の成長を実現したいと考える経営者、実業家。
・将来、起業や新規事業を起こしたいと考えている。

■目次
はじめに
――10倍は常識の反対をゆく

<第1部 10倍の法則>
第1章 10倍成長は驚くほどシンプルだ
――2倍のマインドセットではなぜ結果を出せないのか
第2章 すべての活動の質を10倍にする
――2倍のアイデンティティーを脱ぎ捨て、基準を引き上げ続ける
第3章 10倍は豊かさを創造する
――内なる欲求に向き合い、「唯一無二の能力」に気づく

<第2部 10倍の応用>
第4章 過去の10倍を照らし、未来の10倍を明確にする
――すでに経験している、だからまたやれる
第5章 自由な日を年150日以上つくる
――工場時間からカイロス、フロー、楽しみ、変容の時間へ
第6章 自律的な企業をつくる
――過剰に管理する上司から、変容のリーダーへ進化する

終わりに
――10倍は2倍より簡単だ

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ネタバレ 購入済み

単純,退屈な考えにこそ本質あり

単純,退屈な考えにこそ本質あり

アイデアは,「重要で得意な部分に一点集中し,リソースを集中することで成長を加速する。」という基本的であたりまえなものである。しかし,基本的であたりまえであるからこそ強いし,広く応用できる。

多くのプロジェクトにはパレートの経験則がみられる。これは 2 割の部分が 8 割の結果を生んでいるというものである。では,もしその 2 割に集中して,8 割を手放す,あるいは移譲するなどができたらどうだろうか? 単純に長く働くなどであれば,2 倍までは長く働くことはできるかもしれないが普通,10 倍は不可能である。

この 8 割りを捨て,2 割に集中するを繰り返す。繰り返しだが,アイデアは単純であたりまえである。しかし,それを実行するのはとても難しい。自分のコンフォートゾーンから離れる必要や,未知の状況に飛び込む必要がある。これまでやってきたことがサンクコストとなることも多い。しかし,この本ではいかにしてそれを実行するかについて事例を含めたストーリーもあり,参考になる。もし 8 割を捨てることができれば,10 倍成長の方が努力が不要で簡単になる。

似たような考えとしては,川原卓己の「人生は捨て」,Greg McKeown の Essentialism: The Disciplined Pursuit of Less, 四隅大輔の「自由であるために 20 代で捨てるべき 50 のこと」,Tom DeMarco のSlack: Getting Past Burnout, Busywork, and the Myth of Total Efficiency などがある。これらは繰り返し「余裕を持ち,重要なことに集中すること」の重要さを解き,それによる劇的な変化の可能性を説いている。

アイデアがシンプルであたりまえだから強い。というのを感じた本だった。お薦めする。

#アツい #深い #タメになる

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2025年07月02日

Posted by ブクログ

たきさん推薦

主張はエッセンシャル思考と似ているかな、と。

足枷になっている80%と成果の大半をもたらす20%を明白にする。
そして、20%にコミットメントすることで10倍成長につながるという話。

その上で、80%のものを手放すことが大切。

10倍成長は難しそうだが、実は2倍成長より簡単


というのが本書の内容


読んでいると
自分にとっての10倍は何か?
何にコミットメントすべきか?
と考えるようになる。

定期的に読み返したい



1最も欲するものについて、自分や周囲に対し、これまでにも増して正直になる。


2自分が何になり、何をして何を得られるかについて、ビジョンや思考を指数関数的に膨らませる。

3理想の将来像と活動を思い描く。

4 自分にとっての20%を明確にする。 その20%で熟達すれば、自由や時間、お金、人間関係、目的意識において自分が望む10倍飛躍ができる。

5 自分にとっての80%を手放す。 そうして、自分の好奇心や関心を追求できるようにする。



10倍を経て自分と人生を変容させるたびに、「唯一無二の能力」をより明確に把握できるようになる。

・10倍を実践する人は
4つの自由を追求する

時間の自由
お金の自由
人間関係の自由
人生の目的の自由



・労働時間変えずに、パフォーマンスの価値や報酬を10倍にする


1自由な日(回復日)←大切。1年、1ヶ月、1週間を通してつくる
2フォーカス日(実演の日)
3予備日(組織と準備のための日)


・「スケジュールをびっしり埋めている起業家は、変容を遂げられない」
働く日を減らす

・10倍を実践するなら、長いまとまった時間(4時間以上)をつくり、細切れの時間を減らすべき


・会議など同じ類の仕事は同じ日にまとめて予定を入れる


・その日やるべき3つのことを終えたら、必要以上にに働かない


(従来の公立教育のシステムと従来の企業構造は結果ではなく、どれだけ忙しく働いているかという量に重点が置かれている。



・ギャップを感じると、理想とかけ離れ苦しみの原因にもなる。
しかし、外界とではなく、自分自身と比較することで、収穫となる


・当時の自分は、将来の10倍を思い描けない
でも、核となることを経験しているはず

・フォーカスすべき20%と自分を今の場所に押し止まらせようとする80%がある
80%を手放す


・唯一無二の能力をのばせば、10倍変容を成し遂げられる


・適応度関数という概念
自分を何に向けて最適化するのか、という問題
これにより、磨きあげたい質と成長と成功を測るための基準を明確化できる。
何にフォーカスすべきか、具現化できる

・どんな価値を提供したらよいか?
「安い買い物」だと思ってくれる価値のある唯一無二の能力とは何か?



・生き方を10倍に変換したいのならば「どうやるか」ではなく、「誰とやるか」を基本理念に


※「誰」はデジタルでもOK

※顧客対応は、組織を使わず自分だけでやってはいけない
(メール対応など本人がやるのは、レベルが高くないように受け取られる。
1人で全てやっているように見えるのは、プロとしての手腕や結果にも疑義をもたれなねない)

※「誰かを雇う余裕がない」ことはないはず。
誰かをコストとして考えるのではなく、自分と結果に対する投資と考える


・敵はもつべき
人は好きなものより嫌いなもの同士で繋がる方が簡単な場合が多い
敵は信条にまつわる存在や人の集団、一連の行動だったりする。
敵は、「私たちとは違う」と一線を引く起因になる。




・人を信じる
信頼は稼ごうとしても得られない
相手に信頼を寄せて、初めて得られる

人を細かく管理するのではなく、行動するためのビジョンと明快な考え、文化、基準を整える

同時にメンバーそれぞれの基準リーダーが尊重し、大事にする

信じて見守る


・唯一無二は人それぞれ違う
その人だけが創造できる独自性が非常に高い価値


・唯一無二の能力(自分が欲する、最も楽しいこと)にコミットするのは、大変な決断と勇気を必要とする


・人生の目的は唯一無二の能力において、技を極め、それを精一杯表現すること


・常に書い手であれ
買い手と売り手の違いは、買い手はその場を立ち去ることができる



・継続できるものだけが福利的に指数関数的に成長できる
変化できるものだけがけいぞくできるあ有効に順応めきるものだけが首尾よく進化し除外されない

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

良本!めちゃくちゃ面白い。メモが止まらない。そして、内省が止まらない。。

私は2倍を目指す努力をしてしまっていた。
10倍を目指そう。根底から考え方が変わる。パラダイムシフトを起こしてくれた

メモ

10倍は質と変容を伴う、頂点を目指す道だ。  2倍は量と競争を伴う、底辺を目指す道だ。

自分が必要だと思うもの、または周囲が必要だと思って忠言するものを追いかけるのではなく、【自分が本当に欲するものだけを受け入れ】、ダンは10倍のプロセスを繰り返してきた。企業家に1対1でコーチングする新しい仕事を始めて軌道に乗せ、いまでは何万人をも訓練する世界規模の企業を運営している。 「欲する(やりたい)」と「必要とする(やらねば)」は、まったくの別物だ。  やらねばと思ってビジネスを始める起業家は、10倍を達成できない。

「唯一無二の能力」を発揮すると、他人のことは気にならなくなる。周りとまったく競い合わなくなる。何より、本当の意味での自分の姿に気づかされる。「ダビデ(真の自分)」ではないすべてのものを削り落とし、力強い正真正銘の自分を手に入れるのだ。  それでは、始めよう。

「欲しいものを欲する」ときに大事なのは、その欲求を誰かに正当化する必要はまったくないという点だ。  弁明すべきことは何もない。なぜそれが欲しいのか聞かれても、説明は不要だ。  単純に欲しいから欲しい。  ただそれだけだ。

「必要とする」世界から離れ、「欲する」世界に生きる

使命感のある人は、仕事における成熟度、仕事へのコミットメント、仕事や人生に見出す意義、仕事や人生に対する満足度のレベルが一貫して高いとの調査もある。この傾向は、人が実際に天職に就いたときに最も強くなるという。ほかの調査では、使命感のある人は、仕事に関する助言、中でもより安全な道や王道の提案をメンターやアドバイザーから受けても、参考にしない傾向がある。アドバイスに耳を貸さないとか受け入れないという意味ではなく、最後の段階で結局は自分の内なる声を信じ、自ら決断するということだ。

収穫は、どんな時間枠の中でも見出せる。収穫の意識をもつために、問いかけをいくつかするので、ふり返って考えてみてほしい。 ■ 過去3年間で、あなたはどんな成長をしただろうか? ■ 過去12カ月間における最大の学びとは? ■ 過去12カ月間で成し遂げた10の大事なことは? ■ 過去90日間で、意味のある経験としてどんなことがあったか? ■ 90日前に比べて、目標やビジョンはどのくらい明確になったか? ■ 30日前に比べて、人生はどう変わり、良くなったか? ■ 過去7日間で、どんな重要な進歩があったか? ■ 過去24時間で、どんな重要な進歩があったか?


だ。  これまでの10倍飛躍を、ぜひ時間を取ってふり返ってほしい。同時に、それぞれの飛躍において〝核の20%〟だったもの──いまの10分の1だった過去の時点で、手放さずに残したもの──もふり返ってほしい。さらに、飛躍のたびに手放した80%についてもふり返ってほしい。  各段階の20%を明らかにする中で、自分が「唯一無二の能力」をどう磨き、人生に10倍の自由をつくり出してきたかがわかるだろう


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既に私たちは10倍飛躍を何度も遂げてきたと言う事実は非常に自信をくれるものだ。その際の20%は何だったのかどんな20%があったから、そしてどんな20%にフォーカスだから、その10倍飛躍があったのか、それらを考える事は、私自身の唯一無二の能力を削り出す作業にもなる。非常に面白かった。

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2024年07月27日

Posted by ブクログ

「2倍目標の達成は、いまの活動をただより多くやるだけでよい。しかし、10倍目標の達成には、そこから抜け出す必要がある。10倍達成には、2倍目標に伴うストレスや煩わしさを素通りして、まったく違う手法を用いなければならない。」

言いたいことは分かるが、本書は学術的に立論する中身ではなく「なんとなく、おおよそ」そう思うみたいな話であり、その後押しによってモチベーションを高める自己啓発の類でもある。

思い出したのは、ヘンリー・フォードの話。馬車が移動手段だった時代に「顧客に対して何が欲しいと聞いても、もっと早い馬が欲しいというだけだろう」と自動車事業を成功させた。

ルーチン業務を改善していくより、業務デザイン自体を見直す方が近道かも知れないし、チャンスはそこから生まれるものだ。その飛躍力は比べものにならない。10倍成長に繋がるかもしれない。そこまでは分かる。それが“10倍簡単“というのは違う気がする。

事業も実務も日々の暮らしも、イノベーションや意外性こそ成長に繋がるヒントである。簡単ではないが、簡単だと思ってやってみよう、という事だろうか。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

オーディブルにて。
内容は面白いのに、海外のビジネス本にありがちな冗長な事例が続くので、ムダに長く感じた。
要は、2倍思考とは既存の生活の80%を維持、過去の実績が基本。今やっていることをより多くやる。(量的)
10倍思考とは、現在の生活で力を注いでいることの80%を手放し、意味がある20%に注力する。(質的)

それは世界が変わって見える程のインパクトだろう。80%を手放すには「何をやるかより誰とやるかが重要」というように、80%が得意な人間を雇うのが良いとのこと。大抵の80%は事務処理など代替が効く単純作業なので、現代ではあればそれはAIが代替してくれるのではないだろうか。ということは、バックオフィスやルーティン業務のAI化ができれば誰にでもできる未来なのかも。

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2025年10月03日

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