【感想・ネタバレ】わたしは孤独な星のようにのレビュー

あらすじ

遠い未来のスペースコロニーで、亡くなった叔母の弔いを巡る情景を描いた表題作のほか、商業媒体やウェブ媒体で発表した池澤春菜のSF短篇を集成。人間が異文化と接するときの情景や、未知なる動植物の生態をときにコミカルに、ときに抒情的に描き出す傑作集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

SFでありながら、人の柔らかさや暖かさを感じる短編集。表題作と祖母の揺籠が叙情的で好き。
生命はみな孤独で、しかし他者と関わらずに生きることはできない。人ならざる姿となっても、人との関わり方が変わっても、世界がどんなに荒廃しようとも、結局人は誰かを愛し繋がりたくて、そして誰かを失って悲しむのだ。永遠の孤独を生きるセニョールたちに想いを馳せて。

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2024年09月30日

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