あらすじ
自動運転アルゴリズム開発会社の社長・坂本が拘束された。襲撃犯はその身柄と引き換えに首都高封鎖を要求! 緊迫のAIミステリ
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Posted by ブクログ
安野さんの本。
AIエンジニアだからこその解像度で、オープンソース化等安野さんの思想が垣間見えて、それが小説に昇華されていて心地よい。
賠償金額の最小化が、自動運転の継続に欠かせないこと、というロジックは一定理解できるものだし、いや実をいうとかなり理解できたもので、自分の中での松木的な部分に少し嫌気がさした。
このロジックについて、全面否定するのではなく、むしろ誰しもそういう思想は多かれ少なかれあることを認めつつ、別の角度から答えを出すところに、チームみらい・政治の世界で知っている安野さんらしさを感じることができ、腑に落ちた。
この本は、AIエンジニアだけでなく、政治家安野の一面をも知れる傑作ではないか。
Posted by ブクログ
とても面白かった。3分の2程度まではプログラミング用語などが羅列されて何も明らかにならない展開に少し退屈したが、終盤の怒涛の種明かしに夢中になった。
自動運転、AIによる失業、理系分野で活躍する女性、宗教などの社会問題を扱い、エンジニアである安野貴博を想起させるような淡々とした文章であるという印象を受けるが、桜が出てきたあたりから急に温度のある小説へと変わった点が非常に印象的だった。
読み終えた後、感動するとは冒頭と表紙からは想像できなかった。
安野さんの他の小説も読みたいと思った。
Posted by ブクログ
読中感想
ITの知識がないと読みづらいかな、、ちょっとだけ
結構親身に解説してくれてはいる
エンジニアが書く小説ってこんな感じか!
安野さんが関わった業界の話(コールセンター、自動運転)が出てきて嬉しい
マツキ自動車、MeTube、Googum、Amuzone、パリパリ動画など、おもろい
ITが発達した(依存している)社会において、社会を動かせる権力者はITのことを知っておかねばならない、当たり前だけど。ジジイが牛耳ってる日本じゃ無理か!
Code is lawが体現された制約に感動した
よくあるトロッコ問題かと思ったら、もっと大きな次元での倫理問題だった、驚き
吉岡がイスラム教徒であることを生かしている
「自分が見えていないものが彼には見えていた」
すごいなぁーー
吉岡は事故の原因を明らかにし、その所在に怒り・やり場のない感情をぶつけるため事を企てた。が、事態が明らかになるにつれ坂本の故意ではなし、しかもその引き金が。。。バッドエンドもバッドエンド。
運命論者からするともう。。死ぬ運命なんだよね泣
Posted by ブクログ
自動運転ビジネスの難しさは何となく知っていたけど、小説自体も面白く学びの多い本だった!自分がIT系の仕事ということもあり、業界ならでは?の単語で続々とストーリーが進んでいって何だか親近感を覚えた。トロッコ問題に対して設定されたアルゴリズムをユーザーが選択出来る時代は本当に来るのかもしれない‥!
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評価-小説版
星5:家に置いておきたい、4:面白くて手が止まらなかった・学びが多かった、3:よかった
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かったー!
中田さんと安野さんの対談から本を手に取ってみたけど、AIに精通されているだけあり、描写や展開への説得力がありリアリティを感じた。
結末もなるほど…というか、新しいテクノロジーを広めるために課題となることを持ってきたのか。と同期の面も含めて展開に無理がなく読みやすかったし何より緊迫感がすごくて一気に読み終えてしまった。
Posted by ブクログ
SF小説とされるものはこれまであまり読んでこなかったけれど、文章も非常に読みやすくて解像度高く想像できるテーマでもあったなと思いました。解説の「本作の何よりの美点は、絶望のその先を描き出している点にある。」という表現も非常に印象的でした。終盤、マリに影響を与えたあの人とラマワティが同一人物なのかなと読んでしまっていたけど、それはちょっとご都合主義だったのかなと。
Posted by ブクログ
面白かった。
選考時のコメントで「アクチュアルだ」と複数名から評されていて、自分も同じ感想を持った。社会動向を含めて、技術的な素養がある、またはよく勉強した方が書いたのだろうと思えた。
読み終わってから著者名で調べると、知ってる顔が出てきたので驚いた。そうかこの人が書いたのか、と何かが腑に落ちた。
・物語やキャラクターが、丁寧に、破綻なくよく考えられている。
坂本が正義側の人間で安心したし、犯人も同情すべき事情があり、共闘すべき巨悪がいて、分かりやすかった。
・交渉側のバディもなかなか良かった。全員が理性的すぎたきらいはあるが、各自の役割を全うしていた。
・チャットのやり取りが始まるまでは、犯人の人間性が分からないこともあり、本当に爆発するのではないかと手に汗握った。
・電気ショックも痛そうで辛い。何でそんなことするのよ。
某映画で、“乾いた状態で電気ショックを浴びるのは一層辛い”という刷り込みがあるため、顔を顰めて読んだ。