あらすじ
公爵令嬢のリリーシャは国の第一王子ルドゥーベルの婚約者。十年もの長きにわたって厳しい王太子妃、王妃教育を受けてきた。ある日王子から、自分は平民の女性と「真実の愛」を育み、リリーシャはその愛を阻む悪役令嬢だと一方的に婚約破棄される。さらに側妃として、公務を全面的に支えろと言われる。悪役令嬢のつもりなどなく、側妃なんてごめんだと、王子の前から姿を消すことを決意するリリーシャ。そんな折、泣きながら丘で夕日を見ていた彼女は、ある青年に声をかけられる。丘で会うたび何気ない会話を交わし、そっと気持ちに寄り添ってくれる青年に、リリーシャは少しずつ心を許し始めて……!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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国王の子供だから、王になれると、努力を怠った王太子。
10年も婚約者を王太子妃教育で、縛りつけ、それを当たり前だと思った王太子。
労う事もなく、寄り添うこともなく。
常に、周りに気を配り、前を見て、努力し続けてた、ヒロインとヒーロー。
一つの国を背負って立つに相応しい2人に、幸せが降り注ぎますように。
面白かった
最初はヒロインの話で進んでいたけど段々王位継承問題になって2人の王位継承者の話になっていく。ヒロインの影が薄くなってきたのは否めなかったかもしれないですね。
匿名
いろんな考え方!
育った環境はすぐ子供達にでてくるもんだなー!親に甘やかされたから…とは言い訳出来ないぐらい気持ちが幼い人っているもをな!なんでも人任せ自分では考えず人の為に自分からは物事を考えることはなく自分の為にばかり考える人…周りの人の状況や周りの人たちにとって何が必要か?楽しんでもらえるか?と考えることは上に立つ人には必要な考えだと思うな〜!お飾り的な人ならいらないよなー!一度これまでねね自分の生活を振り返って改めるべきことを見直そう!と感じた!
知らぬは本人達ばかりなり
何も確かめず好きな娘の言うことを信じて一方的に婚約破棄、バッカじゃないの?こんなのが王になったらほんと大変。それが早くわかって、国にとっては良かったのかも。
よくある悪役令嬢という冤罪を晴らすのではなく、自身の価値をどう生かし、他者に搾取されないよう導いた家族が本当に素晴らしい、さすが宰相です。
でも、断罪されてその懲罰が想像以上に厳しくて驚いた。王子だったからこそ、親として王は厳しい選択をした。だからこそ、罰が終わったあと親子で語り合ってほしかった。悔やまれるばかりの人生だった。
テンポ良く面白く読みました
婚約破棄する王子というのはアホだと決まっているのですが、この作品の王太子は極め付けのアホでしたね。どこの世界に、晩餐会の食事で、スープ皿を手に持って飲む令嬢がいますかね。自身が婚約破棄した公爵令嬢が、則妃になると信じてるし。王様も最後に断罪するなら、もう少し途中でなんとかできなかったんですかね。ある意味哀れなアホ王子でした。
うーん。王太子候補者をここまであからさまに対照的にしなくてもよかったのではと思いました。主人公はヒロインだと思うんだけど、だんだん歴史物語みたいになりました。ヒーローのお父様キャラ濃いです。