あらすじ
【クリスマス特製!ヒロインイラスト特典付き】
あお君が瀕死の重傷を負った藍原組、そしてメシアとの戦いから数ヵ月。傷も癒え、新居での新しい日常を送るねずみとあお君の元に、一人の少女が訪れる。平穏な日々は長くは続かない‥‥。二人は新たな戦いに再び身を投じていく。そして明かされる、あまりに不吉な真実――。
ヤクザに殺し屋として育てられ、人の愛を知らずに生きてきた少女、ねずみ。
偶然出会った普通の青年、碧(あお)から一目惚れであると告白され、とまどいつつも恋に落ちるねずみ。
彼女は自分の仕事を隠し共に暮らし始めますが、碧はねずみの仕事現場を目撃していたのです。
そのことが組織にバレ、碧を殺すように命じられるねずみですが…。
プリクラ機の中での殺人シーンから、幼少期のねずみの肉体を弄ぶヤクザと、物語の冒頭から凄惨なシーンが続きます。
主人公ねずみの可愛らしさ、人殺しを生業としながらも失わない純粋さ。
それ故に彼女の壮絶な生い立ちが際立ちます。
闇の底に沈んだような、暗く鈍い光を湛えるねずみの瞳。
それが碧と出会ってから大きく変化します。
特殊な生い立ち・環境で過ごすねずみと比例し、あまりに “普通”の碧。
逆にこの物語の中では異様さを感じてしまいます。
碧が明るければ明るい程、物語の中に落とす影は濃く感じるのです。
ねずみの幸せを願いつつ、絶対このままハッピーエンドにはならない…という予感を感じながら読み進めると、やはり大きな障壁が訪れます。
ねずみの誕生日に碧が手配してくれたディナーデート当日、突然入った殺しの仕事。
そこにいたのは組織に捕らえられた碧。
ねずみが自身の手で彼を殺すか、二人とも殺されてしまうのか…!?
こんな絶望があって良いのか!?と思ってしまいますが、物語はそこで終わりません…。
さらなる衝撃の展開が待ち受けているのです…。
精神的にも、肉体的にもハードな展開が繰り広げられるノワールストーリーではありますが、そんな中で命をかけた二人の愛がどうなるのか…!?
注目の作品です!!
感情タグBEST3
長くは続かない、穏やかな日常
藍原組との壮絶な戦いから数ヶ月。瀕死の重傷を負ったあお君も回復し、ねずみとふたりで静かな日々を取り戻していた。殺し屋という現実を抱えながらも、新しい家でささやかな幸せを築こうとしている二人の姿は、一瞬だけど確かに「普通の生活」を感じさせる。
だけど、その平穏はあまりにも脆かった。ある日訪れた、一人の少女。その存在が、再び二人を戦いの中へと引き戻していく。
今度こそ守りたかったはずの生活が崩れていく中で、ねずみとあお君は選択を迫られる。そして明かされる事実は、予想していたよりもはるかに不吉で、逃げ場のないものだった。
愛し合うほどに、深く沈んでいく二人の運命。読んでいて息が詰まるような、けれど目を逸らせない巻だった。
面白いです
最初はただの殺し屋の話かなと思いましたが、読んでいくうちにハマってしまいました。
2人行方や過去は生い立ちがどうだったのか気になります。
次巻以降も楽しみに待ちます。
Posted by ブクログ
純粋と残忍の間に差がない。それは限りなく無垢が存在するから。ねずみの生活にあおが扉を開いた。そんな二人に水鳥という石が投げ込まれる。最近読んだ本が、ほとんど星4になっているが、この漫画は大変、私の中では評価が高い。
Posted by ブクログ
雑誌「ヤングマガジン」で連載中の大瀬戸陸による「ねずみの初恋」の第4巻。殺し屋として育てられた少女ねずみちゃんと普通の青年あお君の出会いから始まるお話です。瀕死の重傷から回復したあお君とねずみちゃんの日常が再開します。一線は越えないけど、イチャイチャが加速してます。前回の事件でお互いに変化があったようです。幸せな時間が続けばと願っていましたが、ねずみちゃんの友達(?)の水鳥が登場。そして水鳥によるあお君への特別レッスンが開幕。極限で才能が開花してきてる?次回は、水鳥とねずみの過去が分かるのかな。鬱な予感。
Posted by ブクログ
碧くんの傷跡痛々しい。ちゃんとあだ名で呼びあってるの可愛すぎる…新キャラもでてきてうれしー!愛する人がいつの間にか居なくなってんの残酷すぎる。あと、浅葱さんかっけぇ…