【感想・ネタバレ】砂の女(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のうちに、人間存在の極限の姿を追求した長編。20数ヶ国語に翻訳されている。読売文学賞受賞作。(解説・ドナルド・キーン)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

内容も面白いけど歌詞みたいな文章がとにかくカッコよかった。
126ページの・・ところで、駄賃をもらいそこねた子供は、どんな表情をしていたっけ?には痺れた。
最後に縄梯子がかけられて脱出できそうになったのに脱出しなかった場面には驚いたが、人間は今ある生活にしがみつくもので、結局私たちも砂の穴の中の生活をしてるのと本質的には何も変わらないのかもしれないとも思った。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誰かの何かのおすすめでよんだ。
ミステリーかなと読み始めたが、どちらかというと純文学だと感じた。
自由ってなんだろなと考えさせられる話だった。
過酷な生活をする女がまさに井の中の蛙だとも言えるし、足ることを知る高潔な人物だとも言える。
逃げようとする男が元の生活も自由じゃなかったのに戻ろうとするところが滑稽とも思える一方で、意思の強い男だとも思う。
ここまでの人間関係を見つめ直して再構築しようとする描写をみるに、脱出できてたほうがよかったんじゃないのかなとも思う。

0
2026年07月21日

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