【感想・ネタバレ】飛ぶ男(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

ある夏の朝。時速2、3キロで滑空する物体がいた。《飛ぶ男》の出現である。目撃者は3人。暴力団の男、男性不信の女、とある中学教師……。突如発射された2発の銃弾は、飛ぶ男と中学教師を強く結び付け、奇妙な部屋へと女を誘う。世界文学の最先端として存在し続けた作家が、最期に創造した不条理な世界とは。死後フロッピーディスクに遺されていた表題作のほか「さまざまな父」を収録。(解説・福岡伸一)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

飛ぶ男
p121
しめしめ、背骨が曲りはじめたぞ。

作家の頭を盗み見ているような感じ。
起承から書くタイプなのかと想像。どれだけの編集や修正的な加筆が施されているのかはわからないけど、これだけでも資料的な価値はあるのかなと。
章が変わって、視点が変わる感じは見事で、本作が未完のまま終わるのは残念ではある。かなりボリュームのあるエピソードの序章。
解説も興味深く拝読。遺作を世に出す、という行為は個人的にはノーだけれど、近しい人間の執念も感じられてこれはこれでいいのかもと思った次第。

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2024年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ある夏の朝。時速2、3キロで滑空する《飛ぶ男》が現れる。ある中学教師と接触していた《飛ぶ男》は、男性不信の女に空気銃で撃たれた。女は《飛ぶ男》を確認する為に中学教師の部屋へ。 不思議な雰囲気の話。しっかり完成していたら、なんだかとても良い物語になっていた気がする。

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2025年11月24日

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