あらすじ
そういえば、あの本のこと、なんにも知らずに生きてきた。
一度は読みたいと思いながらも手に取らなかったり、途中で挫折してしまったりした古今東西の「名著」を25分間×4回=100分で読み解きます。各界の第一線で活躍する講師がわかりやすく解説。年譜や図版、脚注なども掲載し、奥深くて深遠な「名著の世界」をひもときます。
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■「生きとし生ける者を救う」という願いを立てた阿弥陀仏にひたすらよりたのみ、浄土への往生を遂げる――。
師・法然を仰ぎながらも、独自の解釈を通じて「絶対他力」の思想を鍛え上げた親鸞。その主著をひもとくことで、自分の都合や思い悩みを手放し、世知辛い現実を力強く生きる術を学ぶ。
■講師:釈徹宗
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Posted by ブクログ
読書について、教科書のように本をしっかり読もうと読後に振り返り整理し書評にまとめることをしているが、それが理想的にできた。
最初にこのテキストを読んで、TVを見て解説を聞き、また読む、わからなければビデオでまた見る、
そして最後に反芻してまとめながら書評を書く。
テキストも基本的なことが網羅され、ポイントがわかりやすくおさえてあり、まさに教科書だ。
自分の従来の親鸞や浄土教の読書は応用問題から入ったようなもので、著者の解釈や理解による考えを読んでいたのだ。肝心の基本のところが曖昧なまま上滑っていた理由がよくわかる。
今回はそんなことも含めて、よく納得できて満足の体験だった。何よりも釈徹宗の文章表現や解説はよく練れていてきわめて明解だ。
インドから伝わる大乗仏教の浄土教は4〜6世紀中国の北魏時代に体系化され、唐代の僧曇鸞・道綽に次いで7世紀に善導が『観無量寿経』論によって打ち立てた独創的な念仏道である。「南無阿弥陀仏」と口に出して称える「称名念仏」を重視する。この浄土仏教が日本で平安中期頃源信によって中国以上に民衆に広まり根を張る。法然は源信の『往生要集』に学び称名念仏の教えを受けとめ独自の思想を深め、その後の日本仏教のあり方を変えた。『選択本願念仏集』を著す。
弟子の親鸞は法然が指し示した道を歩み抜き「絶対他力」の思想を展開した。当時の仏教界から批判を浴び、ともに流罪に処される。
親鸞は『教行信証』を批判や迫害に対する論駁として、また師・法然の説いた教えの正当性を論証するため、知恩報徳の思いで書いた。50〜80歳半ばまで、手元に草稿本を置いて、手を入れ続けた。
立論の書であり論文として書かれ、大半が引用文で自釈の部分に親鸞の実存的な解釈や喜びや苦悩も垣間見える。
・・・・・。
「内容」は、この教科書をよく読んでまた残りのTVも見て、体得することにする。