【感想・ネタバレ】邪悪の家のレビュー

あらすじ

名探偵ポアロは保養地のホテルで、若き美女ニックと出会った。近くに建つエンド・ハウスの所有者である彼女は、最近三回も命の危険にさらされたとポアロに語る。まさにその会話の最中、一発の銃弾が……ニックを守るべく屋敷に赴いたポアロだが、五里霧中のまま、ついにある夜惨劇は起きてしまった!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ニックと知り合い、彼女は顔の周りに蜂が飛んだというがポアロは弾丸や帽子の穴を発見。このところ3回くらい命拾いしたという話もあり、ニックは何者かに命を狙われているのではないかとポアロは思い、調査することに。

ニックのキャラクターが明るいのと、ニックを中心に人間関係が説明されていくのもあって話が分かりやすかったものあり、全体的に飽きることはなかった。
p280辺りで死の偽装をするところから盛り上がってきて面白かった。終盤のは怒涛の推理で、それぞれの人物の思惑・裏の顔が判明。腕時計は、ポアロはそうゆうタイプなのかと少し意外だった。
クロフト氏もポアロが言うように典型的なオーストラリア人の仲睦まじい夫婦すぎるとどこか疑いを持っており、確かに何かありそうだなとは思いながらも、夫妻の話を聞いている間はほっこりとしながらも面白い雑談で好きだった。

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全員話が噛み合わなくて疑わしいのは、命を狙われているはずのニックが嘘ばかりついていたから。
全員怪しんだのに、予想外の犯人でめちゃくちゃ面白かった。
ニックとマギーの本名が両方マグダラなのが、日本語話者からするとわかりにくいが、英語圏だとしっくりくるのだろうか。

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2025年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

名探偵ポアロシリーズ 長編6作目

今回はヘイスティングスも参加
邪悪な雰囲気を醸し出している屋敷を舞台にした物語。
屋敷を中心として次々と事件が起こっていくため、終始ハラハラしながら楽しく読み進めることができた。

登場人物の発言に翻弄され失敗を犯してしまった前半では、普段は見られないポアロの後悔を見られて新鮮だった。同じく前半では、探偵はまず被害者となりうる人間を守らなければならず、犯人を突き止めることが目的ではないという、ポアロの私立探偵としての矜持を知ることができて良かった。
打って変わって次々と謎を解決していく後半では、落ち込んでいたポアロの精神も復活し、彼の自尊心が作り上げた壮大な芝居による最後の場面は圧巻で、確かにそのパターンは考えてなかった!と思わず口に出してしまうほどだった。
全体的な中だるみもなく面白く読めました。

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2025年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

犯人はおそらくニックだろうと最初から感じることは出来たが、動機や怪しい人物の背景がわからなかった。ヘイスティングスのさりげない言葉が最後のヒントになっていた

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2022年07月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

その家には何か邪悪な空気があった。

ポアロが保養地で出会った美女ニックが命を狙われる。彼女を助けようとするポアロだが、惨劇は起きてしまう。代わりに殺されたマギー、命を狙われ続けるニック。犯人の目的は遺産なのか、嘘をついているのは誰なのか。

「それ以外の人物」が犯人になるのはミステリとして反則である。正確に言えば、「今まで登場していない人物、もしくはその場にほとんど関係のない端役の登場人物」が犯人になるのが反則である。謎解きの最初で今回の犯人は反則では、と思った。しかし、反則ではなかった。真犯人は、ずっと登場し続けていた、端役なんかではない、とても重要な登場人物だった。

読者がミステリの反則を考えて読むことを、クリスティーは予想していただろう。だからあえての「それ以外の人物」が犯人なのだ。ポアロが考えるために容疑者のリストを作る。そこに設けられたJの項目、外部の者Jの可能性を、ミステリをよく読む人こそ鼻で笑う。一度は引退した、年老いたポアロの描写は、ポアロの灰色の脳細胞が鈍っていることを読者に示唆する。それこそが、クリスティーの罠なのだ。

もっと鋭い読者なら、今回の犯人は以外でもないのだろう。意外な犯人パターンとしては、よくあるから。けれど私は気持ちよく騙され、驚かされた。そして納得した。心地よく騙され、驚かされ、納得できるところ。これがクリスティーの好きなところで、私とクリスティーの相性の良さを感じるところである。

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2021年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 再読。筋をスッカリ忘れてしまったので読み直してみると……あら、不思議。だんだんと思いだしてくるものなのだ。良くあることです。
 表紙が可愛らしくなった為、前の『邪悪の家』と打って変わって、「邪悪さ」が半減(前の表紙は、まるでホラー映画の舞台の様だった)。
 これだったら、『エンド・ハウスの怪事件』の題の方が合いそうだ。
 後、この表紙の『邪悪の家』は新訳の様で、ポアロの口調は前よりもくだけたものとなっている。それに合わせて、ヘイスティングスも一人称は「俺」。

 内容は、申し分ない。実際、初めて読んだ時、おおっと度肝を抜かれてしまった(と言う割に、スッカリ忘れてしまった訳だが)。ストーリーの運びは上手い。流石、クリスティー。話の「カラクリ」も、単純ながら感心させられる。
 クリスティーの作品としては、中々名前の挙がらない(少なくとも、私の周囲では)作品だが、佳作であると思う。

 ただ一つだけ、むむっと思うのが、自分で自分の帽子に銃弾を撃ち込むという芸当。これはいけるのか?

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2013年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごくシンプルに読めば、真相が浮かび上がってくるという構成が面白い。いや普通に疑ってたんですよ中盤くらいまではね。でもそこから色々あって頭からポッカリ抜け落ちていたというか、勝手にその可能性を消していたというか…まあ素直な読者なんです。まあポアロもずっと見抜けなかったんで(笑) ミスリード・ミスディレクション(違いや如何に?)の巧みなクリスティーと相性良いのかもね。

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2025年09月27日

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