感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年04月10日
志藤の家で塩澤が見つけたメダルはミラーの遺品整理の時の捨てられない物だろうと気付いたけど、塩澤はそんな事知らないから焦った。
offstageがいい感じに焦らせてくる。
塩澤の恋はとても素敵。
好みじゃないけど才能に惚れた。凄くいい。
こんな人に恋された志藤が羨ましくなる。
志藤は志藤で人柄や塩...続きを読む澤に対する誠実さが凄くいい。
この二人だから余計に良いんでしょうね。
ミラーが亡くなったのは残念だけど良い生き様だったなと思う。
一人の元スケーターの死をめぐって、疑心暗鬼になった二人が互いを守るために行動する姿が面白かったです。事件にまつわる回想と現在とが交互に描かれ、あのとき何があったのか、犯人は誰なのかと考えながら読めるミステリー風の恋愛小説でした。才能への憧れや自分の限界に苦しむライバル関係が大好物なので楽しんで読めま...続きを読むした。
表紙や設定から耽美な作品なのかと先入観を持って読み始めましたが、語り手は思いのほかよく語り、読後爽やかな気持ちになれるので軽い読み物をお探しの方におすすめです。
Posted by ブクログ 2024年02月29日
これはミステリーではなく恋愛小説と思って読んだ方が色々間違いないと思う。フィギュアスケートの頂点の孤独とか、恋愛のどろどろした感じとか何かしらもっと深掘りがあっても良かったかも。読みやすい文章でした。
Posted by ブクログ 2024年02月15日
織守きょうや作品 3作品目。
率直な感想としては すごく好きな作品。
最初のoffstageは てっきり殺人後の…と思ったし 中間のoffstageも いろいろ考えてしまったけど 全くもって違ってた!!
志藤と塩澤 どちらもミラーの死に関係してなくて良かった。塩澤が選択を早まらなくて良かった…とほ...続きを読むっとしました。
最後のoffstageはミラーでいいのかな…??
志藤と塩澤の関係も あれはあれで幸せな着地点だと思ったし(甘々な関係になってたら多分なんか違う…) そもそも?絵梨世の存在が2人にとって かなり重要だったよなぁ…と思いました。
Posted by ブクログ 2024年04月03日
BLは苦手なんですが、とても純愛でした。
フィギアスケートに対する思いと、塩澤と志藤のライバル同士の信頼が熱かったです。
緻密に絡んだ人間模様もハラハラしましたが、ラストの章が何とも言えない切なかったです。
Posted by ブクログ 2024年03月31日
賛否両論あるかと思いますが、私は好きな世界観。
フィギュアスケートという独特なフィールドに
2人の主人公がどちらも魅力的で、
それぞれの想いも読めて良かった◎
あとセクシャリティについてもさらっと受け止めて
今ならではの作品というか素敵な世界だなと思う。
ミステリー要素はかなり薄いので期待せず
ラ...続きを読むブストーリーと思って読んでみてほしいです!!
どーしても、花束は毒を期待しちゃうよね。
Posted by ブクログ 2024年03月16日
2人の男子シングルのフィギュアスケーターの、切ない恋愛小説…なのかな。始まり方は意味深で、ベテランスケーターだった選手が転落死するのでミステリーなのかと読んでいましたが違いましたね。ライバルで親友の志藤に恋愛感情を持ちつつも、それを隠しつつ親友であろうとする塩澤の姿が切ないです。ジャンルで分けるとす...続きを読むればBLになるかなと思うけど、性別関係なく人を好きになるってこういうことだよなぁと、先が気になって割と早く読み終わりました。
織守さん、こういう話も書かれるんだな〜て新しい発見でした。
Posted by ブクログ 2024年02月25日
叶わないと諦めたはず恋。叶わないと諦めたはずの夢。互いが口に出して伝えたことで変わった未来に胸を打たれました。
相手に気持ちを伝えるのは想像以上に勇気が必要。その葛藤を2人の立場から描かれていて、ページを捲る手が止まりませんでした!
Posted by ブクログ 2024年04月08日
二人の関係をいつまでも見守っていたい… 美しく激しい恋と事件の行き先に、花は咲くのか #キスに煙
■あらすじ
以前フィギアスケートで活躍していた主人公である塩澤、今は引退してデザインの職に就いていた。現役当時からのライバルであり親友である志藤は、いまだ世界の第一線で活躍している。二人とも女性から人...続きを読む気であったが、塩澤は志藤に密かに恋心をいだいていたのだ。
ある日、二人の現役時代のライバルであった外国人選手、ミラーが転落死してしまったと連絡を受ける。かつて因縁のあったミラーと二人は、事件との関係性を疑うようになり…
■きっと読みたくなるレビュー
中学生の純情な恋愛と、歌舞伎町の憎悪乱れる打算愛のカクテル。美しく激しい恋と事件の行き先に、可憐な花は咲き乱れるのか…なーんて感じの、BLとミステリー融合させた芸術性の高い作品。
BLの魅力が分かる良作で、トキメキが理解できましたね。主人公塩澤の諦めと覚悟が手に取るようにわかる。自分の中で勝手に結論つけて、無理やり前向き歩いていく潔い志が素敵!自分もかつて実らなかった恋を思い出しちゃいましたね~
志藤も心意気と行動がカッコイイのよ、これは確かに惚れかねん。性別とか関係なく、結局は人間と人間なのかもしれません。
本作一番の読みどころは、終盤の二人の対話。想像していた以上にしっかりとしたBLで、ちょっとドキドキしちゃいました。どうせならもっと直接的なシーンや表現があったらどうだったでしょうか。純愛の心情描写だけでなく、そこをフォーカスするにも私は全然アリだと思いました。
謎解きについては、ちと予定調和なところを感じてしまいましたね~ 結論こうしたかったです、というのが透けて見えてしまったような感触。一般的な男女の恋愛でなく、BLの萌え要素とミステリーを掛け合わせるのは魅力的なアイデアだし、読者層も増やせると思うので、ぜひ深堀って次回作に期待したいです!
チャレンジングでキュンとくるミステリー、ありがとうございました。
■ぜっさん推しポイント
本作で一番感じたのは、人間の「弱さ」。私も含め何処にでもいる一般人も、世界一を競うアスリートであっても、自ら勝手に理想と現実を比較する。突き詰めれば突き詰めるほど、その落差は大きく感じ、諦めることができない人間は、最後には自暴自棄になってしまう。
そんな人生を幸せに導くのは、素直さとそれを受け入れてくれるパートナーなのでしょう。
Posted by ブクログ 2024年03月31日
バリバリなミステリーものと思って手に取ってみたのが、多少のミステリーはありつつもそこまで期待していたほどではなかった。
寧ろヒューマン系、恋愛系のテイストが強め。
塩澤と志藤の関係性がすごくいい。お互いライバルでもあり親友、塩澤がフィギュアスケートを引退した後もこの関係性は続き、志藤も引退したから...続きを読むといっても塩澤へのリスペクトはなくならない。そして2人ともテイストは違うと思うが、互いに大切な存在と思い合っている。とても素敵な関係だと思った。これだけでお腹がいっぱいになる作品だった。
Posted by ブクログ 2024年03月11日
アイススケーター男性選手3人の物語。視点が変わる度に犯人なの?とハラハラし、報われない恋心に切なくなったりしてそれぞれの人生を覗いているよう。
ミステリーなのか恋愛小説なのかと思いながら読んでいたけど私はこれはアイススケーターの人生だと思いました。
Posted by ブクログ 2024年03月06日
もしかしたらこれが伏線なのでは?と思っていたことに全然触れないまま終わりました。
おお!そうくるか!という衝撃は「花束は毒」ほどありませんでしたが、おもしろかったです。
でも、最終章の最後のシーンは印象に残りました。
Posted by ブクログ 2024年03月05日
友情なのか愛情なのか、才能ある同志としての信頼の情なのか。なんにせよ彼らの気持ちは清々しいくらいにまっすぐ。
ミステリー部分は弱いけど、BL恋愛小説として読むとなかなか良かったと思います。
Posted by ブクログ 2024年02月23日
めちゃくちゃキュンキュンしました。恋愛小説ですね、これは。逆にミステリ要素は薄いというかほぼないので、織守さんらしいイヤミスを期待して読んだ人はガッカリするかも。
なんでこの表紙でこの帯にしたのか…編集部の売り方としてあまりに悪手じゃないかなぁ。読者に対して不誠実ですし。ライバルで親友の元フィギュア...続きを読むスケーター同士の恋愛小説として売り出せば、絶対好きな人は食いつくだろうに勿体ない。なんだか、出版社側のホモフォビア的なものも感じてしまって残念です…。
織守さんの作品は『花束は毒』しか読んだことがなくて、そちらは結末が好みじゃなかった(イヤミスがあまり好きじゃない)んですが、今作はかなり好き。
ライバルで親友で互いに切磋琢磨し憧れを抱いてきた相手という関係性が尊い…。
塩澤と志藤のお互いへの愛情は同じ種類ではないけど恋人になれてほんとに良かったねと塩澤に強く感情移入してしまいました。
恋愛感情はないが相手が望むならセックスだってしたいという志藤の気持ちは、むしろ恋愛を超えた大きな愛だよねと思ったり。
ただ、今の日本では男性同士がいっしょにいても恋愛関係だと気づかれないことを作中では都合が良いこととして扱っていたのが(塩澤の内省としてだが)少し引っかかった。同性愛を隠すべきものとする現状を肯定する描写は避けてほしかったなぁと。
Posted by ブクログ 2024年02月21日
・天才スケーター2人の恋愛ストーリーでした。
謎がありそうな雰囲気もありましたが主人公のスケーター2人の競技に対する熱量だったたり唯一無二のライバル関係からくる嫉妬だったりとにかく2人の動向に注目する内容で、終盤においての純愛も見どころではないかと思います。
Posted by ブクログ 2024年02月19日
これは恋愛小説です。
【彼の才能が消えた時、この恋情も消えるのだろうか。氷上のライバルたちの秘めた「選択」の行方は─】
幼い頃からフィギュアスケートの大会で何度も同じ表彰台にのぼってきた塩澤詩生と志藤聖。
塩澤は志藤の滑りに惹かれ、また志藤に長い間 片想いをしていた。
はい、塩澤が同性である...続きを読む志藤に恋する恋愛小説です。
『花束に毒』の作者さんということで、冒頭のシーンからも ライバルであるミラー氏の転落死に二人が絡んでいるミステリーかと思っていましたが
めちゃくちゃ恋愛小説でした。
フィギュアスケートの氷上シーンなんかも期待しましたが、そういったページもほとんどなく
普通に恋愛小説でした。(しつこい)
しかしあれね、「報われることはない恋」だと割り切ろうとしている塩澤の恋心にちっとも気づかない志藤がさ、無邪気に塩澤にスキンシップとったり 思わせぶりな発言したりさ。塩澤はそれにイチイチドキドキしてるんだぞ!もうこの鈍感男ー!笑
なんか最後は幸せそうでなによりでした笑