あらすじ
秩序を破壊する変化を歓迎する。革命の意義を正しく理解した者には未来がある――。
情報経済論の大家が社会の大変動を見通す。
生成AIが生み出す世界とは? 多角的に描き出す。
◆「生成AIのなかった世界」が終わりになる。「生成AIのある世界」が始まる。これからの時代、人間の知的活動は、まったく違うものになる。
◆革命はすでに進行している。これほどの速さで普及した新技術は前例がない。しかも、生成AIは多くの用途に使用される一般汎用技術だ。社会構造に大きな変化が起きる。
◆生成AIの利用による労働生産性の破壊的な変化を受け入れない企業は、壊滅的なコスト高に直面し、イノベーション上の不利な立場に陥るだろう。企業はいますぐ準備を始めるべきだ。ビジネスモデルの再構築、AIをワークフローに組み込むための働き方の変革――ビジネスリーダーはまさにいま、社内イノベーションを開始すべき時を迎えている。
◆一番危険なのは、この技術を過小評価したり、背を向けたりすることだ。変化を恐れて新しい技術を導入しなければ、日本は世界の進歩から決定的に立ち遅れてしまう。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
野口悠紀雄先生の「生成AI革命」を読みました。いつもながら、説得力があり、刺激的な内容。最後の方にシンボルグラウンディング理解と言っているのは、記号設置問題のことだと思う。今井むつ美先生は、AIは設置しないため人間のように理解できないという解釈だったが、野口先生は、人間とは異なる理解の仕方をすると書いていた。人間は設置した、つまり具体的に感覚的にわかる比喩があると理解がしやすい。ただ、その理解の仕方だと、ニュートンの万有引力もコペルニクスの地動説もそもそも着想できない。AIは言葉をベクトルにして、近さと相関で関係性を整理する。