あらすじ
新宿店の開店を控える萩原屋の新たな仲間、トモジ。つかみどころがないが、有能で人なつっこい彼は、たちまち店の人気者になり、ついには番頭候補に。しかしどこか影のある彼に対する評価をめぐって、店主・禅二郎と、新宿店店主・勘二の間には深い溝が……。
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Posted by ブクログ
古本屋に売ってしまったのを後悔する一冊・・・・。
(で、買いなおしたりするんだよね)
「三番町萩原屋の美人」は西炯子の作品の中でも長いシリーズで、当時単行本で15巻。日本の生活と外国の文化がごっちゃになりつつ、庶民がみんなたくましく興味津津、いろんなものをためすすがめつしている文明開化の明治。小間物店萩原屋のご隠居(姿は若い、気も若い)と、出入りの学生さんやらなんやらの人間模様。
選集5・6巻に入ってる「蝮」は、中でもちょっと毛色の違う、まじモードのお話。短編のほろりするような話よりも、自分はこの因縁ひきずった若者が葛藤するエピソードが好き~~。
西炯子がまじモードを描くと、ひりひり痛い。
でも、そこが癖になる…。
Posted by ブクログ
随分前、本誌掲載時にみて
絵が面白いなぁって思った作品。
現在、文庫サイズになっていて
選集といった形で発売されているうちの、お気に入りの話
「蝮」の前編。